Tohru
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AvalonTech販売品の最新の組み立て説明はAvalonTechドキュメントに移行しています。御理解の上、BBSをご参照ください。
https://docs.avalontech.jp/ja/CNC/Assembly_Manual/CbeamMachine_XL
このトピックはC-Beam Machine Xlarge,およびC-Beam Machine 剛性強化型の組立説明になります.
不明点やミスなどがあれば,この記事に返信し,ご指摘いただければ幸いです.
購入先(AvalonTech または openbuildspartstore)によって組立方法は若干異なりますが,差分は記事内で記載しています↓↓
<事前に用意するもの>
・8mm 10mmスパナ(AvalonTechの組み立てキットには付属)
・3mm, 2.5mm 2mm六角レンチ(AvalonTechの組み立てキットには付属)
・ヤスリと80#120#あたりのサンドペーパー
・Xlarge:MDF板 900mm x 500mm x 12mm~15mm 2枚 800mm x 400mm x 12mm~15mm 1枚 剛性強化版:300mm x 300mm 2枚
・MDF板加工用:電動ドリル&5mm 10mmドリル
2021年末~2022年4月頃に出荷した低頭ボルト-20mmにねじ山径が小さいものが紛れているロットがありました。
C‐Beamのねじ山とかみ合わないボルトがある場合は交換しますのでcontact@avalontech.jpまでご連絡ください。
一、組み立ての下準備
1.柱となる二つの250mm C-beamリニアレールを同じ長さに調整
(AvalonTechショップで購入したC-Beamリニアレールの切断精度は±0.3mmらしいです.3つのうちに長さが最も近い二つを柱にすればこのステップをスキップ可能)
できれば他の500mmと1000mmのC-Beam及びVslotも同じ長さにする必要がありますが,わずかの誤差は問題ありません.
2.タッピング作業(AvalonTechショップで購入した場合はタッピング済み)
工程1で柱として選んだ二つの250mmCbeamは追加タッピング作業が必要です.一つの250mmCbeamは側面だけ2つタッピング穴を追加します.合計4箇所
3.1000mm 20x40 Vslotを960mmにカット
(AvalonTechショップで購入した場合はカット不要です)
キツくて取り付けられない場合はもう1mmカットするか,ヤスリで少し磨きましょう.
4.直角固定具(鋳造)18個のヤスリ作業
(AvalonTechショップで購入した場合は直角固定具(黒)が代わりに18個入っているため,ヤスリ作業は不要です.更に組み立て精度もよくなります)
片面の突起部分を削り取り,平面にします.しんどいですけど頑張りましょう
↓
↓
5.MDF板 加工テーブルの作成
(必須ではありません:被切削物によって,固定方法が異なります.運用に適した方法に変更してください.
①2枚のMDF板 900mm x 500mmを重ね,中心線と補助線二本を引く
②C-Beamガントリープレート – 汎用型を図のように置き,5mmドリルでMDF板に穴あけ加工します.8箇所
(剛性強化版はC-BeamガントリープレートをMDF板の中央に置き,4箇所だけ加工する)
③板の中心に1穴あけ, 角から50mmx50mmの位置に4個5mmドリルで穴あけ
精度は適当で良い
④2枚のMDF板の間に軽くノリをつけ,30mmのボルト5個とTナット5個でこの2枚で板を固定しましょう
⑤10mmドリルで深さ約3ミリの溝を作ります.全部8箇所.
⑥800mmx400mmのMDF板を900mmx500mmMDF板の上に載せ,
角から20mmx20mmの位置に4箇所,5mmドリルで穴あけ加工します.(精度は適当でよい)
⑦【MDF板を本体に取り付けてから行う工程】マシン本体を組立完了後に,40mmのボルトとTナット 4個づつで3枚の板を取り付けます.
6.Vホイールを組み立てる
(1mm精密シム入れます!)
Vホイール1個あたり以下の部品を使います
使用部品名 |
個数(Vホイール1個あたり) |
ベアリング |
2 |
1mm精密シムリング(1mm精密シム) |
1 |
ホイール |
1 |
1mm精密シム絶対忘れないでください
1mm精密シム
1mm精密シム!!
Tohru
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4、合体!
①X軸合体
②Y軸合体
1.MDF板を取り付ける
使用部品名 |
個数 |
低頭ボルト M5 - 30mm(30mmボルト) |
8 |
を使用し,MDF板をY軸に固定し,テーブルを作成します.Y軸ガントリープレートに四箇所ねじきり穴があるのでここに30mmボルトが入りMDFを固定します.
2.本体フレームに載せます
使用部品名 |
個数 |
低頭ボルト M5 - 8mm(8mmボルト) |
8 |
を使用し,直角固定具を固定します.
(直角固定具を固定するTナットを入れ忘れていた場合は分解する必要があります.南無)
③Z軸合体
Z軸のガントリープレートに4本の10mmボルトが付いているはずです.
このままX軸のガントリープレートに取り付けます.
④モーター
使用部品:(モーター1台に付き)
使用部品名 |
個数(モーター1台に付き) |
Nema23ステッピングモータ (金属加工を行いたい方はハイトルクモーターを推奨) |
1 |
スペーサー - 40mm(40mmスペーサー) |
2 |
低頭ボルト M5 - 55mm(55mmボルト) |
2 |
フレキシブルカップリング |
1 |
Z軸は上, Y軸は後ろ, X軸は左でも右でもおkです.ソフト設定で変えれます.
800mmx400mmのMDF板を取り付けて
完成!
オプション:
電源ユニットの取り付け
使用部品名 |
個数 |
低頭ボルト M5 - 10mm(低頭ボルト10mm) |
2 |
六角穴付ボルト M4*6 |
2 |
差し込みTナットM5 |
2 |
直角固定具(鋳造) |
2 |
電源ユニット |
1 |
後ろにつけるのが普通ですが,好きなところにつけて結構です.
By Tohru
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
この記事はMark CarewさんのC-Beam Machine XLarge説明記事に基づき,改良した組立説明であります.
制御ボードの配線は:
CNCXpro V3 又は V4の配線図に参考してください.
Tips! AvalonTechさんのモーター配列は青黄緑赤 AABBです.
制御ボードによって配列が異なります.XproはAABB入力です.
青黄緑赤で繋げばとりあえず動きます.方向逆になっても,ソフトウェア設定で逆転できます.
(smoothieboard V1 はABAB配列)
他の部品の説明はこちらのまとめ記事を参照ください
Tohru
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追記0418:たまに直角固定具(黒)が嵌め込みがキツイ指摘がありました.
三、→①→ 1)を更新しました.
メールやツイッターではなく,ここに返信していただくとありがたいです.
Zext0n
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アルミフレームの端面はカエリが酷く、タップ穴に切粉詰まりやバリが出ているので、組み合わせたときにムニュッと僅かにズレる可能性があります。
ヤスリやリューターに軸付き砥石(ゴム)をつけてカエリ取り、面取りドリルや軸付き砥石(砲弾型ゴム)等で面取り&バリ取りされることをオススメします。触ってわかりにくい場合は、爪で欠いてみると削れるのでチェックに使ってください。
私の環境でも、とても硬く、対処法も試しましたが辛いので、お湯で加熱し膨張させて広げ、ゴムハンマーで叩きながら入れると楽かつ調整しやすかったです。
Zext0n
7
説明どおりにリードスクリューを20mm出すと、ステッピングモータと干渉しています。またスペーサーも浮いています。
Tohru
8
上下にねじ込めば行けましたが,やっぱりきついですか...
C-beamをお湯で膨張させる方法は結構楽みたいです!
出す量は16mmでした,私の計算ミスです.
ご指摘ありがとうございます!
Gym
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C-Beam Maschineにも足を付けたいのですが、ArtCNC用スタンドの
ゴム足部分やスタンド足エンドプレートの単品販売はないのでしょうか?(↓これ
「いいね!」 1
Tohru
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これですか?
何回もアップグレードしてるから、生産コストまだ安定しないですよ。大量生産したら単品販売すると思います。(生産中かも?)
古いプレート処理できなくなりますが、、、アバロンさんに申し訳ないです
三角形の黒色直角固定具は夏場組み立てたときは固くて全く入らなかったですが、冬のこの時期だとあれっ?て思うぐらい簡単に(しかもグスグスにw)入ります!
鉄に比べるとアルミは熱膨張が大きいんですね!!
Tohru
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なんと!
熱膨張を無視しちゃいけないですね...勉強になります!
確かに黒Vslotを使ってたFarmbotは熱膨張のせいでめっちゃ誤動作します.夏場の昼間に動作させたらほぼ毎回エラーになります