NijnaPCRの紹介


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株式会社鳥人間さんによる、DNA増幅器「NinjaPCR」の紹介です。

ヒトの細胞の大きさは約0.01mm。その中にDNAがあります。そんな小さなDNAを観察するためには、“DNAを増幅し、伸長させる”必要があります。そのためのコピー機(サーマルサイクラー)は、なんと30万円~100万円!さらに、DNAによる親子鑑定は10万円前後かかるそうです・・・。
遺伝子組み換えを身近なもので考えると、「トマト」や「とうもろこし」が思いつきます。しばしば、遺伝子組み換え食品はダメという意見を聞き、「遺伝子組み換えって悪いことじゃないの?」と思われるかもしれません。しかし、糖尿病患者に使われるインスリンや、マラリア・ワクチンへの利用、iPS細胞などは、遺伝子組み換えの成果であり、ヒトが生きていく上で必要な技術であるといえます。

そして、より多くの人がDNA実験を行えるように、オープンソースハードウェアとして「NinjaPCR」が誕生しました。
使い方は、この「NinjaPCR」をPCに接続。Chromeブラウザが動くすべてのOSで起動できるようにされています。そして、温度の上下を繰り返し、DNAを増幅させます。こうして太くなったDNAを観察できるというプロセスです。

そんな「NinjaPCR」の価格はなんと98,000円。10分の1以下の価格です。
インターネットを通じて知恵を貸しあえば、どんなものだって作れるってかっこいい!

https://vimeo.com/84951199

追記
近日中にWiFiに対応した新バージョンがリリースされるそうです。

<番外編>
遺伝子組み換えの応用について
「マラリアの媒介できない蚊」
遺伝子組み換えを“蚊”に施す研究が行われています。人工的に生み出されたこの“蚊”の目は緑色の蛍光色をしています。
この人工的に生み出された“蚊”を野生に放ち、いずれか置き換えられるように目指されますが、これが何代も繁殖を繰り返し、未知の生物になってしまう“フランケンシュタイン蚊”に進化してしまう可能性があります。
人間の手で生物の基礎を組み替えてしまうのには、想像できない未来が待っていますが、この「NinjaPCR」が使われることで、より多くの人が遺伝子研究に取り組み、様々な活路を見いだせるでしょう。

文:Murata_ni

「NijnaPCR」のWiki
Githubよりデータ取得

参考:DNA JAPAN
役に立つ薬の情報~専門薬学
法科学鑑定研究所
計測器・理化学機器専門通販サイト
Newsweek30(20),59,2015-05-26