ちなみになんですが、以前の質問にて以下のような内容がありましたが、
加工開始位置を機械原点基準ではなく、ワーク原点をプローブにより設定し直すのではいけないでしょうか?
ご存知かもしれませんが、CNCには原点スイッチで決まる機械座標系と自分で原点位置指定して変更できるワーク座標系があります。(それぞれの原点を機械原点、ワーク原点と呼んでいます)
基本的にはすべてワーク座標系で動いており、NCプログラムやUI上でもおそらくワーク座標系で移動位置を設定しているはずです。(毎回G53
指令で機械座標を指定しない限りはワーク座標系で動いているかと思います。)
これが、図中の加工開始点を機械座標系で(362,917)という値にしたいという話の場合、CNCxPROではホーミングでしか機械原点を決めれないので、スイッチの位置の固定を工夫するしかありません。
Duetの場合、手動で機械原点をセットできる仕組み(G92
コマンド)になっているので、わりと柔軟にプローブなどで機械原点を変更することは可能です。
もし、加工開始点をワーク座標系で(362,917)とするのでいいのであれば、画像の紫の点のようにプローブする固定のポイントを用意してプローブするのが良いかと思います。
プローブ後に、この位置は例えばX200,Y200だと教えてやれば、自動的にワーク原点(オレンジ点)が設定されます。
ですので、紫の点と青の点の座標差が分かっていれば、加工開始点が(362,917)となるように、ワーク原点をプローブによって指定したということになります。
プローブの方法自体は色々とありますが、角取れる場所(原点でなくて良い)でXYプローブを実施したり、HRMKさんが言っているようにテーブルに寸法の分かっている金属片を固定してタッチするというのも有りだと思います。
基本的にプローブはスイッチと同じで電気的にONOFF(導通、非導通)なったところの位置をピックアップする仕組みなので、金属片とエンドミルにそれぞれGNDとプローブ用の線を繋げば使えると思います。
ちなみにこういったスイッチをテーブルに固定してしまうイメージです。実際にこういったスイッチは高いので、金属で代用という感じです。
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/221303957754/
参考になれば幸いです