Duet3メインボードの電源、モーターの配線

Duetに接続されているネットワークの構成としてはどちらでしょうか.

  1. PCのLANポートに直接挿している(PC <-- LANケーブル --> Duet3)
  2. ルーター等のローカルネットワークに接続している(PC <-- 無線LAN(有線LAN )–> ハブ・ルーター <-- 有線LAN --> Duet3)


こちらのネットワークの接続の説明は2.の方法の説明のため,1.の方法の接続の場合は更にPC側の設定変更が必要となります.

  • 1.の場合,PC側のIPアドレス等の設定が正しく行えていない可能性があります.
    【Duet3】USB(有線LANアダプタ)を使った接続
    こちらに記載されているようにPC側のIPアドレスを設定する必要があります.こちらの説明ではUSBアダプタのLANポートの話をしていますが,今回はAF_aki様がアップロードされている2枚目の画像にて表示されているローカルエリアの接続の状態のウィンドウのプロパティのボタンから同様の設定へ行けるかと思います.

  • 2.の場合,
    config.gのIP設定を
    M552 P0.0.0.0 S1
    とIPアドレスを自動取得するように変更すると問題が解決する可能性があります.
    Duetにアクセスする際にはIPアドレスを直打ちではなくhostname(Avalontechのデフォルトconfig.gではmycnc)でアクセスすればよいかと思います.
    http://mycnc.local/

初めまして、CNC初心者です。
今月に入りARTCNC1215の受注が始まったので即購入・即組立しました。
xPRO基盤の入荷がが待てずDUET3基盤を購入し、組立・モーター動作確認・配線完了と順調に来たと思っていたのですが組立完了後モーターの移動量に制限がかかっているような挙動に困っております。
状況としては
・ホーミングは問題なく完了
・X/Y/Zともにブラウザのダッシュボード上にある『-100』のボタン2回までは正常動作(Zは-50)
・3回目以降何度押しても反応なし エラーメッセージ等も表示されない
・その後ホーミングを行うと機械原点迄戻り再び『-100』が2回まで正常動作、以降は反応なし
『作業範囲の指定』や『衝突等の負荷による安全装置』等があるのかと思いシステムから設定ファイルをいくつか確認しましたがどれが該当箇所なのか、そもそもそれらを定義する機能があるのかどうかもわかりませんでした。
素人の質問で申し訳ありませんが解決策等思い当たることがあれば返信いただきたいです。
よろしくお願い致します。

こんにちは。

SDカード内のConfig.gファイルのM208の設定かと思われます。
ブラウザからCBeamControlにアクセスし、ファイル管理>システム>config.gを選択し編集画面に入り
M208 の行をご確認ください。

デフォルトでは上記のような最小サイズのマシン設定となっていると思われますので、こちらをマシンの動作範囲に応じて変更してください。可動範囲の値はリミットスイッチの取り付け位置によってお客様ごとにバラつきがあるかと思われますので実測した値をご使用ください。
(例M208 X-1080 Y-980 Z-63)

こちらの内容は動作確認の説明記事に追記致させていただきます。

おかげさまで、無事(2.の場合)にてCBeamControlと接続することができました、ありがとうございました。
モーターの作動でさらなる問題が発生しました。
基盤の指定カプラーに各モーターを接続をして動作確認をしたところ、
Y軸1モーター(DRIVER1)は正常に作動しましたがX軸、Y軸2のモーターは回り始めと止まる時にググググなる異音がでますが正・逆回転します、Z軸は回り始めと止まる時にググググなる異音がして正・逆回転させても1方向にしか回転しません。
試しにY軸1の基盤カプラー(DRIVER1)にX軸、Y軸2、Z軸モーターを差して試したところ異音もなく正常に動作します。
モーターからカプラーまでの配線の色は合っていますが、どの様な現象なのでしょうか?
たびたび申し訳ございませんがよろしくお願いします。

早々にアドバイス頂きありがとうございます。
無事設定できました。
1つ前のIPアドレスの設定も参考にさせて頂きました。
Duet3の設定項目の説明等なかなかここ以外では見つからない為そのあたりの情報を充実していただけると大変助かります。
上級者向きの基盤を選んで基礎的なところもわからず助けていただいてお恥ずかしい限りですが勉強しながら引き続きチャレンジさせていただきます。
よろしくお願いします。

動作しているDRIVER1に他の軸を付けると動作するということで考えられるのは次の点です。

  1. ステッピングモーターの駆動電流の設定がDRIVER1のみ正しく後は正しく設定されていない
  2. DRIVER1以外が壊れている

2はあり得ないと思うので多分1だと思います。

morih様の意見に加えて補足ですが,
モータの電流値はconfig.g内のM906にて設定されています.
Avalontechのデフォルトのconfigでは
M906 X2400 Y2400 Z2400 I100
となっていましたので,XYZのピーク電流は2400mA,アイドル時は電流を減少させず100%のままという設定です.

config.g内のM906の設定が正しいか,あるいは起動時にコンソールにM906に関するエラーが出ていないかを確認してみてください.

もしかしたらですが,Duet本家フォーラムの情報も参考になるかもしれません.
本家フォーラムにおいても軸が動作しない場合は,配線・圧着を疑っているので,よければ配線・圧着を今一度ご確認お願いします.

皆様からアドバイスを頂きありがとうございます。
config.g内のM906の設定は大丈夫だったので、配線の圧着からをもう一度やり直しチェックしてみます。
購入時にCNC×PROが入荷待ちだった為 上級者向けのDuet3を選択をしましたが、私の様な初心者にはハードルが高かったかも知れませんが使える様に頑張ります。
今後もよろしくお願いいたします。

間違ったコネクターを書いてあったのでいくつか修正しています。

圧着をやり直すのであれば、ケーブルのAWGサイズにあったコンタクトを選んでください。
ステッピングモーターに付属のケーブルはAWG24です。

コンタクトの品番は https://duet3d.dozuki.com/Wiki/Connector_and_spare_part_numbers
によると
2 way shell VH396-02H
4 way shell VH396-04H
Crimps for the above: VH396T-L
と記載されていますが VH396T-Lは見つかりません。

VH396のカタログ https://www.furutaka-netsel.co.jp/pdf/jst/vh.pdf
からコンタクトは
SVH-21T-P1.1 (AWG 22-18) こっちは秋月でも買えるようです。
SVH-41T-P1.1 (AWG 20-16)

安物の簡易圧着機としてはエンジニアのPA-20が使えるというのを聞きました。

間違って書いたモレックスのも使えるはずです。ただモレックスの方が種類が多くてややこしいのでおすすめしません。

morih様 細かくアドバイスを頂きましてありがとうございます。
ちなみにモーターはハイトルク仕様に変えていたのでケーブルは22AWGになっていました。

何も知らずに恥ずかしいのですがCBeamControlで動作確認を行いたい軸のボタンを押すと写真のような警告がでますが基盤をショートさせてしまっていたのでしょうか?
この基盤はもう使えないと言う事になりますか…?

CBeamControlはわかりませんが、
G1 Y-10 F3600000
のY-10という相対表現が使えるかどうかよくわかりません。
またF360000という値もめちゃくちゃ大きくて怪しいです。
一度CNCjsで試してみてください — と書きましたが・・・Duet3はネットワークで使う物でCNCjsからは使えないような気がしてきました。

もしかしたらF360000だけが問題かもしれません。
Fnnn 開始地点と終了地点の間のフィードレート (一分間あたりの値。指定されている場合にのみ適用。)

表示されているコードの意味は以下のようなものです.

M120;スタックに環境情報をプッシュ(今は関係なし)
G91;相対座標系で移動(モーダル)
G1 Y-10 F360000;(送り360000mm/minで現在位置からY-10移動)
G90;絶対座標系で移動(モーダル)
M121;スタックから情報を取り出す(今は関係なし)

送り360000mm/minはおかしいですが,実際はconfig.gで設定されているM203の最大送り速度以上は行かないはずです.(AvalontechのconfigではM203 X1800.00 Y1800.00 Z1800.00なので最大1800mm/min)

こちらの環境ではジョグ送りのボタンで軸の移動がされるのでGコードの問題ではないのかな・・・と思います.

ドライバーから報告された地絡0 2 4ですが,おそらくブラウザの翻訳がかかっているのではないかと思うのですが,原文はShort-to-ground reported by drivers xxxではないかと思います.



こちらの公式フォーラムにも同様の事例が上がっていますが,まずはモーターをつけずにボタンを押した際に同様のエラーが生じるのか確認してみてください.

またM122を入力するとコンソールにDuetの情報が出力されます.
その中に

Driver 0: standstill, SG min/max not available
Driver 1: short-to-ground, SG min/max not available
Driver 2: standstill, SG min/max not available
Driver 3: standstill, SG min/max not available
Driver 4: standstill, SG min/max not available

のように表示されている部分があると思います.
ここではDriver 1: short-to-groundとなっており,Driver 1がショートしていることがわかります.
この点も配線を外した際に確認してみてください.

もし配線を外してもショートしている場合,そのモータードライバは壊れてしまっており使えません.
配線を外した際にエラーが消える場合はモーターの配線を見直してください.

壊れたドライバが2個以下であれば,M584のモータードライバのマッピングを変更し残った2個の別のモータードライバを使うという方法もあります.

参考(モーター配線確認)

コネクターについてですが・・・

https://bbs.avalontech.jp/uploads/default/original/2X/a/a91b121f8bd704af8f620dc5a91d30c16fa15060.jpeg
の写真にあったコネクターはAWG20より太いAWG18あるいはAWG16程度まで入るコンタクトです。
22AWGでも余るぐらいの太さですし、ケーブルはAWG22に見えます。(AWG24からAWG22に修正しました)

一度、被覆をはがした状態でかるくネジってノギスで芯線の直径を測ってください。ねじってあっても銅線はやわらかいので力をあまり入れない、ノギス先端の薄い部分で測るのではなく厚みのある所で測ってください。それを
https://sei.co.jp/ewp/J/products/detail/pdf/8_AWG.pdf こういった表で換算してください。
コードにあったサイズのコンタクトを使って居れば https://bbs.avalontech.jp/uploads/default/original/2X/a/a91b121f8bd704af8f620dc5a91d30c16fa15060.jpeg
のようにはなりません。

問題とは関係無いかも知れませんがコネクター大事です。
それから1つ前のコネクターの型番を書いた投稿はJSTのが正しいようなので修正しました。

コネクターについては次の記事が参考になると思います。

「コネクタの自作!電子工作の圧着工具と圧着方法」

お世話になっております、仕事の都合で返信が遅れて申し訳ございませんでした。
細かいアドバイスはとてもありがたいです。

配線の圧着が大事であることを morih様から教えて頂き、全ての圧着をやり直すためにコンタクトと圧着機を手配中です。
またM122入力後のDuetの情報については来週のお盆休みに圧着をやり直し、その後に確認してみます。
よろしくお願いいたします。

モーターをつけずにボタンを押した際にエラーが生じるのか確認してみました。
コンソールのDuet情報は下記の様にDriver 0,2,4が: short-to-groundとなっており,Driver 0,2,4:ショートしている様でした。
C-beam Machine Xlarge(モーター4個使用)には使用出来ない事になりますね。

AF_aki様

Duet3D社より製品の不良の案内があり,WD41000~WD41999の製品においてshort-to-ground reported by driver(s) x が発生する問題があるとの報告を受けました.
AF_aki様の製品もリコール対象の可能性がありますので,ご確認お願いいたします.

各ドライバに関連する 4 つのダイオードパッケージのどれかが適切にハンダ付けされていない場合、24V 電源を使用している場合は、short-to-groundのレポートを取得し、関係するモータが振動したり、全く動かなくなったりします。しかし、12V電源を使用している場合は、ほとんどの場合、short-to-groundのレポートは得られず、モータは正常に動作します

確認事項

  • シリアル番号がWD41000~WD41999に該当するか
  • Duet3モータードライバ周辺に実装されているダイオードのIDコードがKAXS4であるか(小さく確認しづらいですが,照明をつけた上でスマートフォンにて撮影をするとわかりやすいです.すべてのダイオードの確認をしなくても大丈夫です.)

ダイオードの位置は下図の赤で囲まれたところです.モータードライバチップ周辺にあります.


該当する場合
購入元にご連絡ください.
Avalontechで購入の場合はcontact@avalontech.jpまでご連絡くださいませ.

Avalontech様
この度は迅速なリコール対応ありがとうございました。
届いた基板で正常な動作を確認できました、モヤモヤが晴ましたので完成に向けて頑張ります。


24VのDCファンをDuet3に接続する方法を教えてもらえないでしょうか?よろしくお願いします。

こんにちは。

2ピンのファンっぽいので赤線が+側、黒線が-側ですね。
Duetの場合は出力専用端子のOUT1~9のいずれかに接続します。

下記画像の左下のエリアがOUT1~9が並んでいます。それぞれのピン名が書いてありますが、V_〇〇と名前がついている方がプラス側で、out◯という名前がマイナス側です。接続の際はプラスマイナスの極性には注意してください。(逆接続すると壊れる可能性があります)


from : Duet 3 Mainboard 6HC | Duet3D Documentation

なおout〇〇の出力電圧はout1~3は電源の電圧(V_FUSED:恐らく24V)で、OUT4-9は12Vと電源の電圧から選択できます。電圧の選択はジャンパーの差し替えると変わります。
image

コネクタのサイズが分からないので、そのまま挿さるようであればいいですが、挿さらない場合はコネクタの作り直しが必要かもしれません。
パッと見た感じだとOUT7~9にそのまま挿せそうな気はします。

設定はconfigに以下のように追記しておくとファンが回転するようになるかと思います。
out〇〇は挿したピン名に置き換えてください。

M950 F0 C"out〇〇"                        ; out◯◯にファン0作成
M106 P0 S1.0 H-1                           ; ファン0の強さを調整 S1.0=MAX, S0.0=MIN
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ご回答ありがとうございます!とても助かります。
おかげさまで、無事にファンが動くようになりました。