FarmBotに関して、思いついた改善案を以下にまとめました(遅れてすみません)。
※他にも思いついたら追加します。
【防水・防塵 Waterproof・Dustproof 】※4/12追記
プーリや軸接手等が剥き出しになっています。
ここに雨水が付着して錆びたり、砂塵が可動部に入り込んで動作不良を起こす可能性があるように思いました。
以下のように簡単なカバー等を設けることで防水・防塵になると思います。
【Vホイール V-wheel】※4/10追記
以下の記事で指摘したように、Vホイールへのベアリング取り付け時にかなりの力が必要で、ベアリングの組付け不良が起こる可能性があるように思いました。
<改善策1>
以下URLのような完成品のローラーを購入して使用すれば、組立の手間が省けてベアリングの組付け不良の心配もありません。多分割高になりますが。
<改善策2>
過熱してホイール樹脂を柔らかくし、内径を僅かに拡げることで、ベアリングを挿入しやすくできるのではないかと思いました。ベアリング挿入後に樹脂を冷却して元の寸法に戻します。
設備の問題で樹脂が柔らかくなるほど加熱するのは難しいかもしれませんが、ドライヤーで温風を当てまくれば可能…かもしれません。実際にやってみないと分からないですが、自信ないです。
ベアリングの組付け不良は起きにくくなりますが、組付けの手間はむしろ増えるかもしれません。
【ガントリー Gantry】
・X軸移動用モータの取り付け位置
以前Gym氏からも指摘してもらっていますが、X軸移動用のモータへのベルト取り付け時に、
フレーム内部にベルトを捻じれないように通す必要があって作業しにくく思いました。
Y軸移動用モータと同じような構造にし、フレームの根元にモータを取り付ければ、
組立、調整作業の負担軽減ができると思います(ついでにベルトも短くなってコスト減)。
・ベルトテンションの調整
移動用ベルトはフレーム両端に固定されており、ベルトの張り具合を調整するのが少し手間になりそうに感じました。
ベルトの張り具合がどの程度動作に影響するか、頻繁に調整する必要があるかはわかりませんが、簡単に調整できる機構を設けた方が良いように思いました。
例↓
わかりにくくてすみませんが、
棒ネジで長さを調整してダブルナットで固定し、ベルトの張りを調整します。
【Z軸関連 Z-axis】
・モータの固定方法
これも以前Gym氏から指摘してもらっていますが、モータのモータマウントへの固定が不安点で、モータが傾いて組付けられてしまうようになっています。
軸接手によって多少の軸ずれは許容できますが、Z軸方向移動の問題の原因になる可能性があります。
<改善策1>
モータとモータマウントの間にスペーサー(Spacer) (×4)を追加。
<改善策2>
モータマウント中央の穴に段差を設け、接触面を増やす。
・軸接手(Flex coupling)
モータシャフトと棒ネジ(Leadscrew)は軸接手で連結されていますが、
モータの固定の問題もあって傾きが大きくなり、Z軸移動の不具合が起こる可能性があるように思いました。
軸接手をユニバーサルジョイント(Universal joint)へ交換するのはどうでしょうか。
軸接手と比べ、高速回転には耐えられないかもしれませんが、モータと棒ネジの軸ズレ(Misalignment)への対応力は向上すると思います。
ミスミで460円~買えます。
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/110300127860/
・ポンプの固定方法
ポンプがタイラップ(Tiewrap)2本のみで固定されており、かなり不安定に思えました。
パイプクランプ等を使うともう少ししっかり固定できると思います。
こういうの↓
https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/221000532375/?KWSearch=パイプバンド&searchFlow=results2products&relatedKeyword=1
動作音がかなりうるさいとのことなので、緩衝材・消音材をカバーの内側に追加する必要もありそうです。(4/15追記)