CNCxPRO v5のUSB-C端子にUSB-Type C & Type Cケーブル(両端USB-Cのケーブル)を使うと接続ができないので原因を調べてみました。
CNCxPRO v5のUSB Type-C端子
CNCxPRO v5の基板を底面から見た状態。
16ピン・スルーホールのUSB-Cの部品を探したところ、似たような部品 USB4085-GF-Aを発見。(USB2.0)
https://www.digikey.jp/product-detail/ja/gct/USB4085-GF-A/2073-USB4085-GF-ATR-ND/9859662
同じように並んでいると仮定した場合のピンアサイン
この状態でCC1、CC2のGND間抵抗値を調べましたが導通なしでした。
USB-Cの仕様
USB-C to Cケーブルでつなぐ場合、どちらがホストかデバイス(親か子か)はCC1、CC2端子(接続コンフィグ用ピン)で判断する。
特にデバイス側はCC1、CC2をGNDへ5.1kΩでプルダウンする必要がある。(Rdプルダウン抵抗)
認識するようにしてみた
USB-Cのオスメスのテスト基板を用意し5.1kΩをCC・GND間に入れてみました。
→結果USB-C to CケーブルでPCに接続しても認識するようになりました
結論
CNCxPRO v5のUSB Type-C端子は見た目こそType-Cですが、Type-Cのための配線はされていないと考えられます。たぶんType-Cの見た目をしたmicroUSB。
変換アダプタやUSB-A to Cケーブルを使って接続する場合はコネクタに抵抗が入っており問題は発生しないですが、両端USB-Cの場合は適切な抵抗がCNCxPRO側にないために給電していいかどうか分からず認識できないということかと思います。
現状ではCNCxPRO v5に接続する場合にUSB Type-C & Type-Cケーブルは使用しないのが良さそうです。