モールドベース組立て、取り扱い説明

TAIYAKIキット対応のモールドベースの組み立て方法及び使い方

目次
1:組み立て方法
1-1:速度重視
1-2:品質重視
2:使い方

1:組み立て方法

1-1:速度重視

この方法は型締めのボルトを持たない型になります。 中央の注入口しか使用できないうえに、バリの出やすい構造です。 その分型の開閉の時間が大幅に短縮され、大量生産向きです。 自信のある方向けです。

本方法では以下の部品は組み立て段階では使用しません。
・型締め用ボルト:M8L20
・M5コマ外しボルト:M5L20(必要な時に使用します)
・M3コマ固定ネジ:M3L10(必要な時に使用します)
・M5イモネジ:4本(必要な時に使用します)

A下型

青:M8L12ボルト
黄色:M5L15ボルト

図のように組み立てて下さい。

B上型

①まずは下型と同じように、もう一つ組み立てて下さい。

②図のようにピンを2本挿入後M5イモネジにて固定してください

1-2品質重視

型締めにボルト4本を使用します。 全ての注入口が使用でき、バリが最小限に抑えられる、品質重視の構造です。 型の開閉のたびにボルトの付け外しがあるので、速度に劣ります。 ※ボール盤による加工を必要とする部分があります。

本方法では以下の部品は組み立て段階では使用しません。
・M8L12:8本
・M5コマ外しボルト:M5L20(必要な時に使用します)
・M3コマ固定ネジ:M3L10(必要な時に使用します)
・M5イモネジ:4本(必要な時に使用します)

A事前の加工

上図の赤丸部4か所のネジ穴について、ボール盤でφ8.5の穴をあけてください。
※注意※1枚だけです、2枚とも穴を加工しないよう注意してください。

B下型

黄色:M5L15ボルト
図のように組み立てて下さい。
※ここには穴を加工してないモルドベースBを使用してください

C上型

①まずは上型と同じように、もう一つ組み立てて下さい。
※ここのモルドベースBは穴加工品を使用してください。

②図のようにピンを2本挿入後M5イモネジにて固定してください

D上型下型型締め

コメント 2022-02-05 082711
図のように型締めボルト(M8L20)を挿入します。
現時点では適当に嵌めておけばOKです。
(締結は成形時に行うため)

2使い方

全型共通

・3Dプリントコマ固定方法
2種類の固定方法を用意しています。
好きは方法で固定してください。

①イモネジ

図のようにコマ挿入後に赤矢印2か所からイモネジでコマを締め付けて固定します。
この方法はコマ側へ特別な加工は不要ですが、イモネジ接触面は確保する必要があります。
(イモネジが当たる部分へのスライド設定は不可)

コメント 2022-02-05 083536

②M3コマ固定ネジ

図の4か所にM3ねじを設置可能な穴を用意しています。
コマにM3ねじ穴を設定することでこの方法でコマを固定することが可能です。
コマにネジ穴を設定する必要がありますが、すべて使用する必要もなく。
①が使用できない場合に必要な個所を使用してください。

コメント 2022-02-05 084103

※上記固定の際には樹脂注入口(スプール)位置に注意してください。
特に中央から15mmオフセットを選択している場合、
コマが90度回転して固定した場合、注入ができないので注意してください。

③M5コマ外しボルト
コマを外す際、コマがうまく出てこない場合があります。
その場合はM3ねじの穴や図のM5ボルト穴から細い棒で突いて外すことも可能ですが、
強固にハマってしまっている場合、図のボルト穴にM5ボルトを締めていくことで
より強力に外すことが可能となっています。

コメント 2022-02-05 090418

組み立て方式による違い

1-1:速度重視

基本的には前述のコマの固定が完了出来たら、上型と下型は手で開閉が可能になっているはずです。
困難な場合はコマの設定がおかしい、またはピンが傾いて固定されていることが考えられます。
射出完了後は手で型を開いて製品を取り出してください。

1-2品質重視

上下型は型締めボルトをつけない状態なら手で開閉が可能になっているはずです。
困難な場合はコマの設定がおかしい、またはピンが傾いて固定されていることが考えられます。
成形機に設置して射出する前に、型締め用ボルトで上下型を締結してください。
射出完了後ボルトを外して製品を取り出してください。
その繰り返しになります。

その他テクニック

上の図のようにコマを厚み方向で少し大きく作ることで、
長いコードやピンなどのインサート成形に対応した金型が作成可能。
(モールドベースの上下の隙間からコード等が外に出る感じ。)