CBeamControl画面上のジョブ停止時の動作について

こんにちは
ArtCNC Largeを使っています。

表題の件、ジョブ動作中に一時停止させたくてジョブ停止ボタンを押すと、
Z軸をそのままに原点に戻るというような動作をしてしまい大変困っています。

エンドミルが加工物にぶっ刺さった状態でX,Y軸だけを原点に戻そうとするため、エンドミル及び加工物が破損しました。

これについて、以下の2点質問させてください。
〇ジョブ動作中の一時停止は、ダッシュボード⇒ジョブ制御の中の「ジョブ停止」ボタンで間違いないか?

〇一時停止させたい場合に、「その場で止める」もしくは「Z軸の原点復帰をさせてからX,Y軸の原点復帰をさせる」方法はあるのか?

ちなみに、通常の原点復帰時(ホームXYZを押したとき)はZ軸→XY軸の順で正しく原点復帰されます。

以上、よろしくお願いいたします。

こんにちは。
使っているのはDuet3であっていますか?

これは合っています。
ジョブ停止を押すとM25コマンドが送信されます。またジョブキャンセルを押すとM0が送信され、再開を押すとM24コマンドが送信されます。(これらはボタンを押したあとにコンソールに表示されます)

https://docs.duet3d.com/en/User_manual/Reference/Gcodes

こちらのM25の部分を確認すると、一時停止完了前にマクロファイルpause.gが実行されると書いてあるので、pause.gが悪さをしている可能性があります。(3Dプリンタ用の設定が残っている可能性があります)

これはpause.gにその動かしたい内容の記述をします。
その場で止める場合はpause.gの中身を全削除しておけばよいかと思います。
Z軸の原点復帰をさせてからX,Y軸の原点復帰をさせる場合はpause.gに以下の内容を記述します。

G53 G0 Z0 ;Z機械原点へ移動
G53 G0 X0 Y0 ;XY機械原点へ移動

もしくは以下でも良いかもしれません。

G28 ;ホーミング

ただしジョブを再開させるときにこのままだと機械原点→次の加工点へ直線移動しワークにエンドミルが接触する可能性があります。(ジョグで再開箇所近くまで移動すれば大丈夫だとは思いますが)

これを解消するには再開時のマクロresume.gを編集する必要があります。
以下のような内容にすればよいかと思います。

G53 G0 Z0;Z機械原点へ移動
G0 R1 X0 Y0 ;停止位置のXY座標へ移動
G0 R1 Z5; 停止位置のZ+5の位置へ移動
G1 R1 Z0 F100; 停止位置のZ高さへゆっくり移動

ちゃんと動作確認までできていないので、まずはワークのない状態で確認するなど注意して実行してください。

参考:

返信遅くなりすみません。
nyaru様、ご回答ありがとうございます。

使用しているのはDuet3で間違いありません。

ご指摘いただいた「pause.g」を確認してみたところ、以下のような内容になっておりました。

内容を読み取ると、どうやらZ軸が5mmだけ動いたあと、XYだけ原点に戻ろうとしているみたいです。

また、フィラメントとかエクストルーダーがどうこうって書かれているので3Dプリンター向けの設定になっているようですね(汗)
上方向に積層していく3Dプリンターならこの動きでも理解できます。

再開時のresume.gについても教えていただきありがとうございます。
たしかに、一時停止時は良くても再開時にエンドミルをぶっ刺しに行ってしまう可能性もありますよね!
そこは盲点でした!

いろいろ教えていだたきありがとうございます。
また新しいエンドミルが届き次第テスト加工をするので、成功したかどうかご報告させていただきます。

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→結果報告です。
ご教授頂いた通り、pause.g及びresume.gの内容を変更し、ジョブ動作中のジョブ停止、再開を実行してみました。
結果、意図したとおりの動きをしてくれましたので解決です!
この度はありがとうございました。

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