X軸フレームのへこみの原因について

C-Beam Machineが完成しましたが、Z軸を高くするために、フレームを250mmから375mmに変更しました。再度、X軸の精度検査をした時に、ダイヤルゲージが左右に波打ってしまいました。Xのフレームを確認した所、添付の写真の様に凸凹が出来てしまっています。現在、欅の15mm厚ぐらいで彫刻をしています。多分、過負荷?のために凹凸が出来てしまったと思うのですが、同じような経験をされた方は、いらしゃるでしょうか。アルミフレームで、どのくらいの負荷をかけても良いのか、教えて頂ければと思います。宜しくお願い致します。

彫刻の場合は、面を削りますので、時間が掛かります。今回、X軸方向に平行に削っています。その間、Z軸は形状に合わせて上下します。Z軸の上下時にへこみが出来たと思われます。原因としては、切削条件とスピンドルの重さが考えられます。
参考の為に、切削条件は、荒削りでZ深さ3.5mm、X軸送り速度F600、Z軸送り速度F450、スピンドル速度、12000rpmでかなり重切削しています。
X軸のフレームを新規に交換して様子を見ますが、切削時間が長くなりますが、切削条件を軽くして試してみます。現在、産業用スピンドルを使っていますが、重量の関係でマキタの方が良いのかもしれません。(しかし、長時間切削するので産業用スピンドルが良いのですが)
しばらく使ってみて結果を報告します。

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X軸のフレームを交換してダイヤルゲージで直角を確認しましたが、左右の振れが僅かに出てしまいます。原因を調べた所、Vフォイールの減りでした。


写真のVフォイールは、X軸用です。減り方に偏りがあります。時々、Vフォイールの硬さを再度調整する必要がありそうです。
切削条件ですが、機械の構造上、彫刻をするときには、X軸ではなくY軸を平行に動かした方が、Z軸の影響を受けないので負荷が軽減されると思います。
切削条件ですが、荒削りでY軸送り速度をF600からF500に減らし、Z軸の垂直方向の速度をF75に極端に減らし、負荷が重たいときには、F150での送り速度に修正しました。当然切削時間は増えて、シミュレーションでの計算値ですが、変更前が1時間37分が変更後には、2時間30分ほど増えてしまいました。
この条件で製作したジープの紋章です。

荒削り:1.75Rボールエンドミル
中削り:1Rボールエンドミル
仕上削り:0.6Rボールエンドミル
ジープのビットマップ範囲:0.3Rボールエンドミル
切削時間トータル 8時間2分

これから、立体彫刻にトライしますので、この条件での経過報告は、先になると思いますが、これから彫刻をされる方は、参考にしてください。

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