Duet3基板の3Dプリンター向けの機能【メッシュベッド補正】をCNCの加工テーブルに適用できないかと色々やっていた情報を共有します。
↓この機能を使っています。
https://docs.duet3d.com/User_manual/Connecting_hardware/Z_probe_mesh_bed
結論としてはCNCのテーブル補正として使えました。
テーブル補正をすることでテーブルの傾きや歪みに合わせてZ軸が自動で上下して調整してくれます。
アルミテーブル版
C-BeamMachine剛の開発板ではアルミテーブルとエンドミルの接触したときの通電をトリガーにしてテーブルプローブを行っていました。これは問題なく計測できました。
MDFテーブル版(NEW!)
アルミテーブルを用意するのは大変なので、MDFテーブルでもどうにかできないかと色々考えたところ、Duet3Dの出しているIRProbe(赤外線プローブ)が目についたので試してみました。↓これ
試したところ、MDFテーブルでもテーブルをプローブしてハイトマップを取得、高さを補正することができました。
補足
- ピッカピカの鏡面や光を反射しない面でなければ使えそうでした。アルマイト処理済みのアルミはちゃんと反応しました。
- IRProbeにはケーブルが付いていないので3本線の電線が必要です。Avalontech株式会社のストアにはありませんでした。モーターの線の三本だけ使うか秋月電子とかで電線を買っておく必要があります。
- 配線処理、端子付けも自分でやる必要があります。Duet用のオープンバレル?の圧着工具で付けましたが素人には結構大変でした。
- IRProbeのトリガー距離がセンサーから3mm程と非常に短いので、ルーターを外してセンサー用に取り付け部品を作る必要がありました。3Dプリンタがあれば一瞬なのですがない場合は工夫が必要です。