3+1軸CNC MaRKo組立説明

7 B回転軸

部品番号 使用部品名 個数
ローラカムボックス 1
低頭ボルトM5 15mm 6
カムチャック接続プレート 1
ボルトM8 12mm 12
6.35mm x 12mm カップリング 2
モーターマウントプレート-NEMA 23 1
低頭ボルトM5 8mm 3
ロックナット 4
ハイトルクステッピングモーター 1
低頭ボルトM5 12mm 4
低頭ボルトM5 20mm 1
スペーサー - 6mm 1
スペーサー - 9mm 1
差込式Tナット 1

7-1ローラカムボックスの準備

ローラカムは精密機器になります、慎重に取り扱いましょう.特に入力軸がぶつからないようにしっかり持ちましょう.かなり重いので地面に落としたら大変です.

7-1-1 掃除

開封したばっかりのものは黄色になりますが、これは乾燥した油です.胴体についている油はサビ防止のために残してもいいですが、出力軸についている油はちゃんと拭きましょう.正面(上)だけではなく、側面もキレイにします

7-1-2 空気穴

胴体に3つの大きいイモネジが嵌めてあります.
正面上のほうは空気穴1です.
今ボックス内では空気がないので手で回しても動かないです. 空気穴1のネジを少し緩めると空気がネジの隙間から入り,圧力が正常になります.
下のほうはオイル交換用穴です.触らないようにしましょう.
側面にある空気穴2がありますが,こちらは横置き状態で加工したい場合が緩める空気穴です.通常は使用しません.
(横置き,空気穴1が下向きの状態で軸を回すと多少油が漏れていきます)

7-1-3 動作確認

6.35mm x 12mm カップリング を両方の入力軸に付けましょう.この状態では、手でカップリングを持ってしっかり掴んで回せば、出力軸も動き出すはずです.
!短い入力軸は使用する予定はありませんが、6.35mm x 12mm カップリングをつけると、電源がオフ時の手回しハンドルとして使います.

7-2 B軸の組立

7-2-1 カムチャック接続プレートの組立

出力軸の上にゴミなどがないことを確認,
ボルトの穴の位置を合わせるようにカムチャック接続プレートをローラカムボックスの出力軸に嵌めてから、低頭ボルトM5 15mm 6個でしっかり固定します.

7-2-2 ボルトを緩める

次はB軸の組み立てになるので、今度はB軸の基礎フレームの垂直ジョイントプレート及びボックス固定プレートのボルトを少し緩めましょう.

7-2-3 ローラカムボックスの組立

ローラカムボックスを2060 V-slotリニアレール 500mmの一番手前に置き、ボルトM8 12mm 8本で固定します.
ボックス固定プレートのボルトM5も締め直します.

7-2-4 位置調整

ローラカムボックスがちゃんとマシンの真ん中に来るように基礎フレームの2060 V-slotリニアレール 500mmを軽く叩き、位置を調整します.(ローラカムボックスの入力軸を叩くのはNG)

最後は垂直ジョイントプレートにあるボルトを締め直します.
(X軸がありますので、位置は若干誤差があっても問題ありません.)

7-3 チャックの組立

ネジ穴の位置に合わせ,チャックを上に被せます.
下からボルトM8 12mm3本または4本で固定します.
!インディペンデントチャック(手動中心)は4本使います
!スクロールチャック(自動中心)は3本使います

7-4 B軸モーターの組立


簡易モーター4点固定座の隙間に合わせ、4-2-1で入れたTナット3個の位置を長い入力軸の位置に調整してから、低頭ボルトM5 8mm3本で モーターマウントプレート-NEMA 23を2060V-slot 500mmに軽く固定します.

低頭ボルトM5 20mmにスペーサー - 6mm+スペーサー - 9mm+差込式Tナットを付けて臨時スペーサーを作ります.差込式Tナットはボルトの先端に軽くするだけで十分です.

入力軸の中心位置に臨時スペーサーを2060V-slot 500mmに置き,ボルトを締めて固定します.

ハイトルクステッピングモーターを臨時スペーサーに乗せ,6.35mm x 12mm カップリングに入れます.

モーターマウントプレート-NEMA 23もハイトルクステッピングモーターに嵌めれるように位置をしっかり調整し、4つの固定穴に低頭ボルトM5 12mmとロックナットで両者を固定します.
最後は モーターマウントプレート-NEMA 23に付けている低頭ボルトM5 8mm 3個もう一回しっかり締めます.