3+1軸CNC MaRKo組立説明

3 Y軸の組立

3-1 Y軸スライドユニットの取り付け(対称的に2個作ります)

部品番号 使用部品名 個数
C-Beamリニアレール Y軸用 2
C-Beamリードスクリュー固定座 2
C-Beamリードスクリュー4点固定座 2
低頭ボルト M5 - 8mm 4
低頭ボルト M5 - 20mm 16
TナットM5 20
ダブルブラケット 2
8mmリードスクリュー Y軸用 2
8mmボールベアリング 4
8mmシムリング 4
8mmシャフトカラー 4

3-1-1 固定座の取り付け

❶C-Beamリニアレール Y軸用の片側の端に❷C-Beamリードスクリュー固定座 1個を❺低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます.

3-1-2 Y軸ユニット及び予備Tナット

次は2-3で作ったY軸ガントリープレートをC-Beamリニアレールに貫通させます.


C-Beamリニアレールのもう片方のほうに、図のように❻Tナット10個を入れます.

3-1-3 4点固定座及びブラケットの固定

C-Beamリニアレールを横に倒し、図の位置の❻Tナット2個に❼ダブルブラケットを❹低頭ボルトM5 8mm 2個で固定します.
さらに❸C-Beamリードスクリュー4点固定座 1個を❺低頭ボルト M5 - 20mm 4本で取り付けます.


これを対称にもう一つを作ります.

3-2 リードスクリューの固定

片側のC-Beamリードスクリュー固定座 の穴から❽8mmリードスクリュー Y軸用 を通し、8mmリードスクリュー に❾8mmボールベアリング 、❿8mmシムリング 、⓫8mmシャフトカラー の順で8mmリードスクリュー に通します。


8mmリードスクリュー をY軸ガントリープレートのナットブロック に通します。
もしナットブロックに8mmリードスクリューが通らない場合は、ナットブロックを固定している低頭ボルトを緩めると入りやすくなります。

無理にリードスクリューを入れるとナットブロックが削れて切りくずが詰まる原因となります。ナットブロックの位置を調整しながら挿入してください。

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反対側のC-Beamリードスクリュー固定座の穴まで8mmリードスクリューをもってきて、⓫8mmシャフトカラー、❿8mmシムリング、❾8mmボールベアリングの順に8mmリードスクリューを通します。

C-Beamリードスクリュー4点固定座側のリードスクリュー固定座からの8mmリードスクリューの出し代を14~16mmとなるように調整し、シャフトカラーのイモネジを締めます。
シャフトカラーのイモネジは8mmリードスクリューの谷部で固定されるように8mmリードスクリューを軽く回しつシャフトカラーのイモネジを締めて固定します。
反対側のシャフトカラーも同様に固定します。

3-3 確認・調整

ガントリープレートを手で動かした時にガタがないことを確認します。大きなガタがある場合はシャフトカラーを緩め位置を調整して締め直します。
バックラッシュは8mmナットブロックの位置を調整することで軽減できます。
8mmナットブロックの位置を取り付けている長穴の範囲内で位置調整し、軽くテンションがかかる状態でボルトを締めて固定します。
テンションがかかりすぎると抵抗が大きくなるので、ガタつきがなく、8mmリードスクリューを手で回せる程度に調整します。
ボルトは回らなくなるまで締め付ける必要はありません。

ナットブロックはPOMという摩擦小さい素材のためリードスクリューへの注油は基本的に不要ですが、リードスクリューにグリス塗布や注油を行う場合はこの時点でリードスクリューに注油を行います。

3-4 Y軸モーター取り付け

部品番号 使用部品名 個数
Nema23ハイトルクステッピングモーター 2
スペーサー - 40mm 8
低頭ボルト M5 - 55mm 8
6.35mm x 8mm カップリング 2

C-Beamリードスクリュー4点固定座側に
6.35mm x 8mm カップリングをリードスクリューに挿し、❶Nema23ハイトルクステッピングモーター(大)を❷スペーサー - 40mm 4本、❸低頭ボルト M5 - 55mm 4本でC-Beamリードスクリュー4点固定座に固定します。
カップリングの位置を調整したあと、カップリングに取り付けられているボルト、イモネジを締め固定します。
カップリングのイモネジはモーター軸のDカット部(平面部)に当たるように固定しましょう。

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