中華CNCで急に加工が途中で止まってしまうようになった

ここ数日ずっとCNCの加工が中断してしまう問題と格闘しており、どうしても自力で解決できないので、どなたか助けていただけないでしょうか?

【症状】
・1時間くらい加工したところで、勝手に止まってしまう。
スピンドルの回転と、3軸全てが止まる。
その時、CNCjs画面のコンソール画面で「sys.aborts」と何度も表示されている状態。
・何回か試しているが、止まるタイミングは毎回別のところ。
・今までは普通に何時間も使えていた。

【エラー内容】
Grbl 1.1f [‘$’ for help]
sys.aborts
(以下延々と同様のコマンドが続く)

【環境】
・CNC:中華CNC(CNC 3018 plus pro max v2.0)(Aliexpressでいくつか高評価ついていたもの)
・PC:ラズベリーパイ3+
・加工ソフト:CNCjs Version 1.10.3
・CAMソフト:Fusion 360(モデリングも同一)

【試したこと】
・CNCjsのバージョンを落とす
⇒掲示板を見て他の人が使えていそうだった「v1.9.22」にダウングレードしたが、同様の症状で止まる(バージョン依存のエラーではない模様)

・WindowsのCore i7のPCでCNCjsにて同様の加工を実施
⇒同じ現象で止まる。(ラズパイ依存のエラーではない模様)

・途中から加工再開
⇒CAMの機能で少し下の方から開始したが、すぐに終了してしまうので、ほとんど進まない。

・CNCボードのファームウェア
⇒メーカーに確認しているが、ドライバーや加工ソフトの送付しかしてくれず、ファームウェアを書き換える方法などを教えてくれないので、できていない(やり方もわからない)

・ノイズによるリミットセンサーの誤動作かどうか調査
⇒試しに動作中にリミットセンサーを手でONにしてみましたが、異なる挙動。
(実際にリミットセンサーが反応する場合は、「アンロック」すると再開できるが、今回のエラーはできない)
稼働中にケーブルを揺らしたりしても、その時にエラーなどは起きない。

・付属のコントローラーにmicroSDカードを挿入して加工することもできるようだったので、その方法で試した
⇒ほぼ同様の症状で中断

【今までと異なるところ】
つい、1ヶ月前までは使えていたので、一応記載しておきますと、
今までと異なるのは下記の通りです。
・CAMで治具のモデルを追加した
・CAMで小さい穴加工の為に最小ランプを小さくした
・Z軸とY軸の原点位置を反転させた
・この加工の前に拡張キットで拡張しようと、一度、少し分解したがやめた(拡張キットが適合していなかったのでやめた)

【CNCの設定値】
$0=10 (Step pulse time, microseconds)
$1=25 (Step idle delay, milliseconds)
$2=0 (Step pulse invert, mask)
$3=6 (Step direction invert, mask)
$4=0 (Invert step enable pin, boolean)
$5=0 (Invert limit pins, boolean)
$6=0 (Invert probe pin, boolean)
$10=1 (Status report options, mask)
$11=0.010 (Junction deviation, millimeters)
$12=0.002 (Arc tolerance, millimeters)
$13=0 (Report in inches, boolean)
$20=0 (Soft limits enable, boolean)
$21=1 (Hard limits enable, boolean)
$22=1 (Homing cycle enable, boolean)
$23=7 (Homing direction invert, mask)
$24=25.000 (Homing locate feed rate, mm/min)
$25=500.000 (Homing search seek rate, mm/min)
$26=250 (Homing switch debounce delay, milliseconds)
$27=2.000 (Homing switch pull-off distance, millimeters)
$30=1000 (Maximum spindle speed, RPM)
$31=0 (Minimum spindle speed, RPM)
$32=0 (Laser-mode enable, boolean)
$33=0
$34=0
$35=0
$36=0
$37=0
$38=10
$39=0
$100=800.000 (X-axis travel resolution, step/mm)
$101=800.000 (Y-axis travel resolution, step/mm)
$102=800.000 (Z-axis travel resolution, step/mm)
$110=2000.000 (X-axis maximum rate, mm/min)
$111=2000.000 (Y-axis maximum rate, mm/min)
$112=100.000 (Z-axis maximum rate, mm/min)
$120=20.000 (X-axis acceleration, mm/sec^2)
$121=20.000 (Y-axis acceleration, mm/sec^2)
$122=20.000 (Z-axis acceleration, mm/sec^2)
$130=500.000 (X-axis maximum travel, millimeters)
$131=500.000 (Y-axis maximum travel, millimeters)
$132=200.000 (Z-axis maximum travel, millimeters)

こんにちは。

おそらくsys.abortsは基板からのメッセージなので、基板周りで問題が発生しているのではないかと思いますが、中華CNCの基板はどうなっているかよくわからないです。

似たようなエリアで発生するという場合は軸の移動でケーブルが断線してトラブルが起きているということがあるかもしれません。
ただ、リミットスイッチやモーターのケーブルが断線したりショートしたりで基板がエラーになるとまでは考えにくい気もします。

以前本BBSでsys.abortsが出た場合は非常停止が入りっぱなしだったという話もありました。

また、CNCxPRO v5という制御基板(ファームウェア:grbl-sp32)にて似たようなabort()のエラーが発生するというトラブルがありましたが、ファームウェアの更新にて解消されたということがありました。

ここの$37~$39はデフォルトのgrblにはない設定項目なので、カスタムされたファームウェアを使っているのかもしれません。(あるいはgrblHALというファームウェアを使っている可能性もあります)
なので基板が特定できてファームウェアのソースコードやマイコンのピンの対応表等が公開されているのであれば、自分でファームウェアを焼き直すということもできますが、これらの情報がたぶんないと思うのでどうもできないです。

販売元からファームウェアのファイル等をもらって焼き直しで問題が解消されればいいですが、もし解消されない場合やファームウェアファイルがもらえない場合は基板交換や別の基板に変えてしまうのが良いかと思います。

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早速のご回答ありがとうございます。

やはり、中華CNC基板はいろいろある場合が多いんですね。

今、「緊急停止ボタンの異常」が怪しいと踏んでおります。
緊急停止ボタンの端子を外したまま加工を試しているので、こちらの結果を待って、他の可能性を潰してみていこうと思います。

やはり、自分で基板を付け替えるのが確実そうですね。
他の方の情報を拝見してできるような気もしますが、今のところかなりハードルは高そうなので、最後の手段としたいと思います。

状況見えましたら、またこちらでご報告させていただきます。

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遅くなりましたが、結果をご報告いたします。

結論から申しあげますと
暫定対策ですが「緊急停止スイッチのケーブルを抜く」で中断しなくなりました。

実は当初より、緊急停止スイッチが動作しない、などの不具合があったので、そのあたりの部品もしくは基板のプログラムに不具合があるのだと思います。

私の使い方ですと、特に緊急停止スイッチは無くても大丈夫と考えていますので、今のところは端子を抜くのみ、を対策としたいと思います。

とりあえず、基板の交換などの大事にならなくて良かったです。

本当にありがとうございました。

同じ問題に直面した方がいたらこちらのトピックが助けになれば幸いです。