CNC完全初心者です。
インテリア制作のため、 Z軸を375(ストローク225)に変えたC-Beam Machine 組立キットの購入を考えています。
そこで質問なのですが、
100mm角の広葉樹に60mmほどの溝を開け 凹←のような加工は可能でしょうか?
側面も加工する予定です。
購入予定のZ軸の長さでテーブルの厚み、エンドミルの長さを含めて厚み100mmの切削物を加工できるのか心配です。
計算したところ大丈夫なのかなとも思うのですが、エンドミルの長さが適切なのか、CNCの勝手がわからず質問させていただきました。
購入予定のエンドミル
スクエアエンドミル 4枚刃 全長120mm
https://x.gd/2v86N
スクエアエンドミル 2枚刃 全長120mm
https://x.gd/NCVZa
ボールエンドミル 全長120mm
https://x.gd/jWPZZ
長文でわかりにくい文章になってしまい、申し訳ありませんが回答いただけると助かります。
nyaru
2
こんにちは。
私が使ってるC-Beam Machineは古い仕様&Z250ですが、いくつか寸法を測ってみましたので、参考になれば幸いです。
Z375mmの仕様を考えているとのことなので、私の測定した状態から120mm程度さらに余裕ができるということになるかと思います。(テーブルの厚みやリミットスイッチの位置など使う環境によって異なると思いますので参考値です。ちなみにテーブルは5mm板を2枚重ねて使っています。)
とりあえず干渉せずに移動できそうかどうかに焦点をおいて考えています。
Zを最大近く上に上げた状態です。Z-5の状態なので、実際はもう少しだけ上がる余地はあります。
このときZ軸のフレームの先がテーブルから70~75mm程度です。(Z軸上のスピンドルの固定位置は変更可能なので、干渉の可能性が高いZ軸フレームの端を測定しています。)
なので、Z375仕様の場合Zを最大にあげて190~200mmくらいの余裕があるので、100mm角の材料を載せて60mmの溝加工自体は問題なさそうに思います。
ただし、テーブルの面ギリギリまで側面加工をする場合は最低でも角材の高さ分100mmはZを下げることになるので、Z軸のフレームが加工物に干渉する可能性が高い、あるいはかなりギリギリになるかと思います。
材料を裏返すなどせず、テーブルギリギリまでの側面加工を実施するには確かに100mm以上のエンドミルが必要になるかと思います。
ただし同じ刃物で溝加工を実施するには若干懸念があり、100mm以上エンドミルが突き出ている状態になるので、最初からエンドミルが加工物と干渉してしまうのではないかという点です。
なので、溝加工は側面加工とは刃物を分けて溝加工にはもう少し短いエンドミル(80mmとか90mmとか)を使ったほうが良いのではないかと思います。
可能であれば、加工物の上半分と下半分で加工を分けて、材料を裏返すという段取りを入れることにすればZを下げる量を小さくすることができるので、刃物を短くすることができ溝加工と同じ刃物を使うことも可能になるかと思います。側面加工時にフレームと干渉する可能性もなくなるかと思います。
以上考えてみましたが、Z375仕様で100mm角の材料に対してテーブル面まで下げての側面加工の実施はかなり厳しいかなという印象を受けました。
加工物を裏返すなど工夫すれば、段取りは増えてしまいますが干渉問題は概ね解決するかと思います。
参考になれば幸いです
詳しく、丁寧な説明に心から感謝いたします。
図面での説明もわかりやすく、大変参考になりました。
できるだけ切削物を動かさず作業を終える事ばかり考えていたので上下を分けて加工する方法は盲点でした。。
裏返して加工する方法を調べつつ、エンドミルの長さを再度検討します。
ご回答いただき、本当にありがとうございました。
これを参考に購入に向けて進めていきたいと思います。
nyaru
4
両面加工の事例としては
別の機種(ArtCNC)ですが、長めのエンドミルを使ってで両面加工をしてる例がありました。
本BBSでも両面加工の話はいくつかあるので参考にしてみてください
加工方法までありがとうございます。
参考にさせていただきます!
何から何まで丁寧に教えていただき、感謝いたします。