コントロールボード(基盤)が焦げてしまいました

CNC1610PRO という機械を使っています。
ようやく切削までたどり着き、fusion360とCNCjsにも慣れてきて、色々と切り出そうとノッてきていたのですが、機械からうっすらと煙が上がっているのに気づき、一旦調査しました。
結果、X軸の(細かいことはわかりません)基盤のところで、焼失しかけているものがありました。添付画像を参照いただけると幸いです。

ご教示いただきたいのは
・この「A」と書いてある基盤の名前は何なのか(名前もわからずどう修理したいいものか、そもそもできるのか謎です、、、)
・冷却不足が原因であればどのように対処したらいいのか
です。

よろしくお願いします…!burnt_board

この基板の名前は基板にも書いてあるようですが、WOODPECKER CNC V3.3というもののようです。
ほぼ同じような見た目のものがCAMTOOL CNC V3.3としてあるようですが、違いはわかりません。

CAMTOOL CNC V3.3の回路図はこちらにありました。
http://www.theminimachineshop.com/Technical.htm

焼けたところにFU4と書いてあり、回路図にもFU4があり記号から見てヒューズかと思います。

回路図には24V0.9Aと書いてあるので、0.9A以上の電流を流してヒューズが飛んだのが焼失した原因かもしれません

nyaru さん

ご回答ありがとうございます!!
すごい…探偵のようですね :joy:
情報の探り方も勉強になりました!
これを手掛かりに対処の策を検討してみます!
大変助かりました!ありがとうございます :grin:

追記と質問です。
破損したチップヒューズと同じものが見つからず、同様の基盤を購入しました。
WOODPECKER CNC V3.3という基板なのですが、grbl 0.9がインストールされていました。これまで使っていたのはgrbl 1.1 でしたので、とりあえず設定値を揃えてあげました。
ただ、リミットスイッチの確認をしたところ、3軸共に反応がありません。
0.9 だとリミットスイッチが作動しないなどの不具合があるのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授願えますでしょうか。

リミットスイッチが効かない件、解決したので追記しておきます。
まとめとして今回の一連の動きも残しておくので誰かの参考になると嬉しいです。

  1. 基板が焼ける
  2. 切削中にチップヒューズが損傷(切削後に基盤からうっすら発煙してて発覚。原因不明)
  3. 修理しようと秋葉原とネット上で同じチップヒューズを探すも見つからず。
  4. 近いアンペア数のリセッタブルヒューズで代用しようとするも、うまくハンダ付けできず諦める(というかチップヒューズなんて小さすぎて素人に修理不可能の領域に感じた。。)
  5. 同じ基板をメルカリで購入(正確にはCAMTOOL CNC V3.3を購入。詳細は上のnyaruさんのコメントを参照ください)
  6. 損傷した基板と差し替えたが、動作確認するとリミットスイッチが効かないことが判明。
  7. 損傷した基板との違いは、grbl のバージョンの違い(損傷基板:grbl 1.1 買換基板:grbl 0.9)
  8. 買い換えた基板を1.1にアップデートすると、リミットスイッチが有効になりました。

【アップデートの概要とつまりどころ】
概要

  1. GitHub からgrbl 1.1をクローンしてくる(僕は記事に事例のあった2017年の最新版を使いました)
  2. Arduino IDE というツールを使って基板を上書き
  3. 新しい基板を、損傷した基板の設定値と同じにする
  4. 完了

参考にした記事とつまりどころ
基板への書き込みはこの記事を参考にさせていただきました。

基板への書き込みの際につまったのが、「not in sync」のエラーが出て完了できなかったことです。
いろんな記事に「ピンを抜く」、「PCを再起動する」、「他の基板と繋いでなんやかんやする」など、いろんな対処策がありましたが、僕の場合はどれも効きませんでした。
一方、以下の記事には考えられる原因が書かれていて、僕の場合はその中の2つが該当し、後述する対処方法で解決することができました。

原因1ーArduino IDE でポートが認識されていなかった
対処方法↓

書き込み処理するPCを、MacBook Pro から Ubuntu(を載せているMacBook Air)に変更する。

いろいろ調べているとPCのセキュリティ設定を変更するなどして対処していたものがあり、MacBook はあまり変にいじりたくなかったので、Ubuntu でやって見るとセキュリティを特に設定し直すことなく最初から認識してくれました。Ubuntuが必要、ということではないと思うので難しく考えないでください。

原因2ー指定するボードが間違っていた
対処方法↓

上記の書き込みの参考にした記事では、[Arduino Nano]を選択する箇所があります。しかし、指定すべきは[Arduino Nano]ではなく、[Arduino Diecimila] だった。

理由は、僕の使用している基板は Arduino 純正の基板ではなく、Arduino として使える廉価版?の基板だからです(表現があっているかは自信ないですが。。)
とにかく、[Arduino Diecimila] にしてあげるとOKです。

これが今回の一連の流れでした。

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