4.WebUIでの使い方
アクセスポイントモードでの接続方法(デフォルト設定)
初期状態ではCNC xPRO v5はアクセスポイントモード(WiFiの親機モード・APモード)として動いています.
ネットワークよりCNC xPRO v5を選択し,接続します.デフォルトパスワードは12345678です.
接続し少し待つとブラウザが開きWebUIが開かれます.
CNCxPRO v5にWifiで直接接続(APモード)してブラウザが自動で開かない場合はブラウザを開いて
192.168.0.1
と入力すると接続できます.
ステーションモード(子機モード)への変更方法(オプション)
すでにあるWiFiネットワークに参加させたい場合はSTAモード(ステーションモード・WiFi子機モード)に切り替えることができます.
設定を変更しない場合はアクセスポイントモードのままです.
本記事ではデフォルトの設定であるアクセスポイントモードでの設定方法(ファームウェアアップデートなど)を掲載しています.ステーションモードに変更した場合は読み替えてご対応ください.
WEBUIのESP3Dタブを選択しStationの設定を入力していきます
Station SSIDに使用するWiFiのSSID、Station PassowrdにWiFiのパスワードを入力し、Radio modeをSTAへ変更します.
変更後は入力ボックス隣のセットボタンを押すことを忘れないようにしてください
この後、リセットボタンを押すなどしてCNC xPROを再起動します.
このときUSB接続でCNCjs等につないでログを確認してください.
以下のようにログが表示されます(MSG:ConnectingというWiFiに接続しようとするログがです)
entry 0x400806b8
[MSG:Grbl_ESP32 Ver 1.3a Date 20201212]
[MSG:Compiled with ESP32 SDK:v3.2.3-14-gd3e562907]
[MSG:Using machine:CNC_xPRO_V5_XYYZ_PWM_NO]
[MSG:Axis count 3]
[MSG:RMT Steps]
[MSG:Init Motors]
[MSG:TMCStepper Library Ver. 0x000701]
[MSG:X Axis Trinamic TMC5160 Step:GPIO(12) Dir:GPIO(14) CS:GPIO(17) Disable:None Index:1 R:0.050 Limits(-300.000,0.000)]
[MSG:X Axis Trinamic driver test failed. Check motor power]
[MSG:Y Axis Trinamic TMC5160 Step:GPIO(27) Dir:GPIO(26) CS:GPIO(17) Disable:None Index:2 R:0.050 Limits(-300.000,0.000)]
[MSG:Y Axis Trinamic driver test failed. Check motor power]
[MSG:Y2 Axis Trinamic TMC5160 Step:GPIO(33) Dir:GPIO(32) CS:GPIO(17) Disable:None Index:3 R:0.050 Limits(-300.000,0.000)]
[MSG:Y2 Axis Trinamic driver test failed. Check motor power]
[MSG:Z Axis Trinamic TMC5160 Step:GPIO(15) Dir:GPIO(2) CS:GPIO(17) Disable:None Index:4 R:0.050 Limits(-300.000,0.000)]
[MSG:Z Axis Trinamic driver test failed. Check motor power]
[MSG:PWM spindle Output:GPIO(25), Enbl:GPIO(4), Dir:None, Freq:5000Hz, Res:13bits]
[MSG:Client Started]
[MSG:Connecting ◯◯◯設定したSSID◯◯◯]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connecting..]
[MSG:Connecting...]
[MSG:Connecting....]
[MSG:Disconnected]
[MSG:Connecting.]
[MSG:Connected with 192.168.0.119]
[MSG:Start mDNS with hostname:http://CNC_xPRO_V5.local/]
[MSG:SSDP Started]
重要なのは [MSG:Connected with 192.168.0.119] と [MSG:Start mDNS with hostname:http://CNC_xPRO_V5.local/] の部分です
同じWiFiネットワークに接続した上でブラウザで上記で表示されているような192.168.0.119やhttp://CNC_xPRO_V5.local/へアクセスするとWEBUIが表示されます.
CNCjsのコンソールにてWiFiの失敗([MSG:No SSID]や[MSG:Cannot connect to ◯◯])が表示される場合はWiFi設定が間違っている可能性があります.
接続できない場合はしばらくするとWiFi接続のリトライを中止するので,コンソールにて設定を変更してください
コンソールにて$Radio/Mode=AP
と入力しアクセスポイントモード(親機モード)へ変更するか
$Sta/SSID=◯◯◯
や$Sta/Password=◯◯◯
にてSSIDやパスワードを変更してください
WebUIの特徴
- アクセスポイントでもクライアントでも動作する
- grblの制御
- 多言語対応(日本語対応済み)
- guiによるgrblパラメータの設定
- ファームウェアのアップロード
- SDカードが使用可能
- 独自マクロを追加可能
- カメラを表示可能
Control Panel
ジョグを行うことができます.
Grbl Panel
Commands Panel
操作
アイドル時はControlsパネルのボタンにて各軸を動かすことができます。表示されている数字は移動量です。下図の場合はX+方向へ10mm動きます。
アラームが出ているときは下記ボタンにて解除できます。
参考