Z-probeの動作について

初めまして。
Z-probeの動作がうまくいかず、ご助力頂ければと思い質問致します。

早速ですが、構成は下記の通りとなります。

・C-Beam Machine 組立キット 剛性強化版
・Duet3
・ハイトルク仕様ステッピングモータ
・産業用スピンドル800Wキット

Y軸ガントリープレートに□300×300のアルミ板を固定し、その端面にIO_7 GNDを接続してあります。
アルミ板にエンドミルを直接当てて高さ補正をしようと考えています。

うまくいかない点として、Z軸まわりのいずれかの部品とIO_7 GNDの間に導通があるようで、クリップでエンドミルを挟んでZ-probeを実行すると、一瞬で完了になってしまいます。

比較として以下の内容を試しました。
①手でクリップを持ち、Z-probe実行後アルミ板に接触させる。
→正常に動作し、接触したタイミングでZ軸の高さが記録される。

②手でクリップを持ち、Z-probe実行後Z軸ステッピングモータの支持棒に接触させる。
→①と同じ結果となる。

③スピンドルを固定座から取り外し手で持ち、クリップでエンドミルを挟む。Z-probe実行後アルミ板にエンドミルを接触させる。
→①と同じ結果となる。

④アルミ板からIO_7 GNDを取外し、元のZ-probeの台座に戻す。クリップでエンドミルを挟んでZ-probeを実行する。
→実行した瞬間にZ-probeが完了してしまう。

⑤各部導通を確認する。
→アルミ板~Y軸フレーム・・・導通無し
アルミ板~スピンドル固定座・・・導通無し
スピンドル固定座~Z軸ステッピングモータ・・・導通有り
スピンドル固定座~Z軸ガントリープレート・・・導通無し

コネクタを外して各モーターやリミットスイッチの導通も確認してみましたが、自力では原因を見つけられませんでした。

以上について、もし何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示頂けませんでしょうか。
宜しくお願い致します。

こんにちは。
完全な解決策ではありませんが、私も同じような症状で以前こちらのフォーラムで質問させていただきました。

ちなみにマシン環境は違いますが参考になれば幸いです。

結局解決はしておりませんが、妥協策をとって使用しております。
詳しくはこちらのスレッドを読んでもらえればと思います。

私がした対策としては、通常ではエンドミル(クリップ)とプローブ台座(今回の場合アルミ板)が導通した場合に0セットしていきますが、パラメーター$6を変更して、導通が切れたら0セットするように変更して対処しております。

私も機器の金属部分がプローブのGNDに落ちている状況がなんか気持ち悪いですが、結局原因を追究しないままこの設定で使用しております。

otojirou様

返信ありがとうございます。
検索したつもりでしたが、このスレッドは見落としておりました・・・
リンク貼って頂きありがとうございます。

拝見した所、基盤の違いこそあれど同じ症状のようですね。
GNDの入替による症状の変化も全く同じです。

スピンドルを台座から外してトライすると上手く動作する事から、スピンドルと台座の間を絶縁してあげれば一先ず解決しそうな気もするのですが、紙一枚も入らない隙間なので方法は検討中です。

ところで、原点用のリミットスイッチを基盤から引き抜くとモニター上では"triggered"となり、閉回路と認識するようです。
また、GNDはIO_0~8まで共有されている事から、この辺が何か影響しているのかもしれません。(素人の勘ですが)

もう少し考えてみようと思います。

追記 リミットスイッチはNCなのでtriggeredで正常でした、失礼しました

そうですね、基盤、スピンドル共に違いますが同じ症状っぽいですね、、、
私も確かスピンドルの金属部分とエンドミルがすでに導通しておりました。

考えてても作業が進まないので、G6で反転させて妥協してしまいました(笑)

もし解決いたしましたらまた教えて下さいm(_ _)m

何とか使える形になったので報告致します。
直接の原因としては、Z軸のステッピングモータとエンドミルの間に導通があると不具合が出るようです。
理屈的にはスピンドルさえ分離されていれば良いと思うのですが、固定座との隙間は狭くテープを挟んだりするのは難しかったです。
そこでZ軸のステッピングモータを浮かせるべく、以下の形になりました。

カップリングの違いによる繰り返し誤差などは確認できていませんが、Z-probeの動作不良は出なくなりました。

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直接の原因としては、Z軸のステッピングモータとエンドミルの間に導通があると不具合が

なるほど、そこまで詳しく原因を追究できていなかったので、とても参考になります。
ありがとうございますm(_ _)m

Nagaさん
こんにちは
私もプローブの動作で苦労している所です。
上記の構造を真似して改造しようとしていますが、レニーネジのM5x55mmを販売している所が見つかりません。また、絶縁カップリングについても形式と販売先を教えて頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。

kawade様

こんばんは。
ご参照頂きありがとうございます。
私が使用している構成を記載致します。

レニーボルト 鍋屋バイテック SPA-M5-12-C
カップリング 鍋屋バイテック XGT2-25C-6.35-8
六角支柱(20L) 鍋屋バイテック SHA-M5-20-EL
六角支柱(25L) 鍋屋バイテック SHA-M5-25-EL

レニーボルトはM5×12Lで、六角支柱がオスーメスになっておりそこにステッピングモータを固定する形になっています。
画像に書き忘れていましたが、上側のポリカワッシャは絶縁の為に入れていて、下側とは目的が異なります。

ご参考までに宜しくお願いします。

Naga様
こんばんは
早速の連絡、ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
現在、組み立て中ですので、改造は使ってから始めることにいたします。
ありがとうございました。

その後、色々と考えてみたのですが、私の場合はXY軸のテーブル中心を計測できればいいので、どうすればできるか考えてみました。まず、ZプローブのマクロをZ関係の情報を全て削除して、Xy軸の移動量の中心だけを設定するマクロに改造しました。NagaさんのアドバイスからZ軸モータをスピンドルから分離すれば、正常に動作するという事で、スピンドルをテーブル中心に移動させて、Z軸を計測穴より下げてから、Z軸モータのコネクターを外してマクロを実行しました。しかし、センサー的には正常に動作しているようですが、ノイズが入るようで、先端に行かない状態で、途中でX軸からy軸に切替わったり、エラーが出たりしました。
この方法を諦めて、3.15mmのエンドミルに電線を保護する収縮チュープを通して収縮させ、4mmのコレットチャックに実装して確認することにしました。
この方法だと、繰り返し精度は、悪くても0.01mmは出ていますが、取付精度は0.09mmの幅があり、取付方法に工夫が必要かもしれません。収縮チューブは刃側で計測するタイプと軸側で計測するタイプで確認しましたが、ほとんど差が出ませんでした。手動でテーブル中心を求めるよりも、簡単に求められるようになりました。実際に両面切削しないと結果が分かりませんが、とりあえずこの方法で進めるつもりです。
計測中の写真と2種類の収縮チューブの写真を添付します。
色々とサポートして頂き、ありがとうございました。


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