HAL900
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このトピックはTAIYAKI Ver1.0の組立説明になります.
不明点やミスなどがあれば,指摘質問サポートのトピックへ指摘お願いします。
<事前に用意するもの>
・10mm 12mm 14mmスパナ(AvalonTechの組み立てキットには付属)
・2.5mm,3mm,4mm, 5mm 6mm六角レンチ(AvalonTechの組み立てキットには付属)
・ケガキ針(カッター等で代用OK、極細油性ペンもOK)
・No.2 プラスドライバー(AvalonTechの組み立てキットには付属)
・No.3~4 プラスドライバー
AvalonTechの組み立てキットには付属しないが、
組み立てキット内のスパナの先端を代用することが可能
・巻き尺
・定規(15cmステンレス定規でOK)
一、組み立ての下準備
・ケガキ作業
図に従いケガキ線を入れる。
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二、シリンダ周り組立て
①電気部品以外の組付け
使用部品名 |
個数 |
シリンダ |
1 |
遮熱板 |
1 |
ノズル |
1 |
シリンダ固定金具 |
1 |
熱電対 |
1 |
材料供給皿 |
1 |
低頭ボルト M5 - 30mm(30mm低頭ボルト) |
2 |
1.図のようにシリンダ、遮熱板、シリンダ固定金具をボルトで固定する。
低頭ボルトすべてに言えることですが、締めすぎに注意。頭がつぶれたボルトは除去不能です。
2.図の位置にノズルと熱電対をスパナを用いて固定する
熱電対組付け前に、シリンダの取付穴にはシリコングリスを0.1~0.2g程度注入する。
3.材料供給皿は初回空焚き後に組付けた実施するほうが良いので、保存する。
下記記事で初回空焚き時の対応を記載する。
②電気部品組付け
使用部品名 |
個数 |
ヒーター |
2 |
サーマルグリス |
1 |
なべ小ねじ M3 - 10mm |
8 |
図のようにシリンダへ電気部品を取り付ける
ヒーター取付の際にはヒーターの裏表に注意し、
サーマルグリスを塗布してから取付のこと。
K型熱電対を図の位置にスパナで取り付けのこと。
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三、構造体組立て
完成目標図
1.クランプ1取付
使用部品名 |
個数 |
C-Beamリニアレール 600mm |
1 |
クランプスペーサー1 |
1 |
クランプ1 |
1 |
ピストン |
1 |
低頭ボルト M5 - 15mm(15mm低頭ボルト) |
8 |
なべ頭ボルト M8 - 20mm |
6 |
TナットM5(Tナット) |
8 |
下の図のように各部品取り付け。
①先端のボルトナットを外し、クランプ先端にピストンを取り付け。(手でねじ込む)
②矢印で示す溝2つに4個づつのTナットを挿入。
③クランプスペーサー1を図のようにボルトで取り付け。
ボルトの完全締め付け前にクランプスペーサー1を写真のように直角位置を決めてから締め付けを行う。
④クランプ1をM8ボルトにて取付。
この時点ではM8ボルトを完全に締め付けない。
シリンダとの位置合わせを行った後、締め付けする部分。
注意)Tナットには裏表がある
他の記事からの転載になるが、下図のようにナットの向きに注意する
2.シリンダ取付
使用部品名 |
個数 |
シリンダ周り一式(一で組付けた物) |
1 |
T字ジョイントプレート |
2 |
低頭ボルト M5 - 10mm(10mm低頭ボルト) |
8 |
M5イモネジ |
12 |
TナットM5(Tナット) |
2 |
100mm長ナット |
4 |
①クランプのハンドルを矢印方向に動かし、
ピストンを図の位置へ移動させる。
②写真のように100mm長ナットとTナットを挿入。(反対側にも挿入)
写真のようにイモネジも仮止め。
イモネジは③終了後に本締めする。
③低頭ボルトを用いて、図のようにT字ジョイントプレートとシリンダーを取り付ける。
(反対側も同様)
④クランプ1のハンドルを矢印反対側へ移動し、
ピストンとシリンダーの軸を合わせ、
クランプ1固定のM8ボルトを締結する。
※100mm長ナットには1個につき4個のイモネジが付属しているが、
本キットにおいては全数を使いきらず、余る仕様となっている。
3.2080リニアレール取付
使用部品名 |
個数 |
2080リニアレール 150mm(中央に穴の開いたレール) |
1 |
精密直角固定具(黒) |
2 |
低頭ボルト M5 - 8mm(8mm低頭ボルト) |
4 |
TナットM5(Tナット) |
4 |
①図に従いTナット2個をリニアレールへ挿入する。
②精密直角固定具(黒)を低頭ボルトを用いて仮止め。
③写真のようにリニアレール、クランプスペーサー2を用いて、
適切な角度寸法を確保し、精密直角固定具の位置角度を調整し、固定する。
④図に従いTナット2個をリニアレールへ挿入する。
⑤低頭ボルトを用いてリニアレールを固定する。
※丸穴が中央に来るよう目分量で合わせる。
4.クランプ2取付
使用部品名 |
個数 |
クランプスペーサー2 |
1 |
クランプ2 |
1 |
低頭ボルト M5 - 15mm(15mm低頭ボルト) |
4 |
なべ頭ボルト M6 - 16mm |
4 |
M5イモネジ |
4 |
100mm長ナット |
2 |
①写真のように100mm長ナットをリニアレールへ挿入する。
イモネジは②完了後に本締めする。
②クランプスペーサー2を低頭ボルトで取り付ける。(ケガキ位置に合わせる)
③クランプ2をM6ボルトで取り付ける。
④ハンドルを動かし、2080レール中央の穴に
クランプのボルトがスムーズに出入りすることを確認する
5.C-Beamリニアレール 250mm取付
使用部品名 |
個数 |
C-Beamリニアレール 250mm |
2 |
垂直ジョイントプレート |
2 |
低頭ボルト M5 - 10mm(10mm低頭ボルト) |
6 |
低頭ボルト M5 - 15mm(15mm低頭ボルト) |
4 |
TナットM5(Tナット) |
6 |
①図に従いTナットをリニアレールへ挿入する。
②図に従い10mm低頭ボルトを用いて垂直ジョイントプレートを取り付ける。
③図のようにリニアレールを15mm低頭ボルトで取り付ける
6.2080リニアレール 取付
使用部品名 |
個数 |
2080リニアレール 200mm |
1 |
L字ブラケット-シングル(シングルブラケット) |
2 |
低頭ボルト M5 - 8mm(8mm低頭ボルト) |
2 |
低頭ボルト M5 - 15mm(15mm低頭ボルト) |
2 |
TナットM5(Tナット) |
2 |
①成形機を平らなところで立てて、図のようにリニアレールをあてがう。
②図に従い、L字ブラケット-シングルを15mm低頭ボルトで固定する。
③図に従いTナットをリニアレールへ挿入する。
④図のようにリニアレールを8mm低頭ボルトで固定する。
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三、電気系組立て
※完成予想図
1.配電箱取付
使用部品名 |
個数 |
配電箱 |
1 |
低頭ボルト M5 - 8mm(8mm低頭ボルト) |
2 |
TナットM5(Tナット) |
2 |
①図に従いTナットをリニアレールへ挿入する。
②蓋を外した配電箱を図のように低頭ボルトで取り付ける
2.配線、収納
使用部品名 |
個数 |
温調器 |
1 |
分岐コネクタ3口 |
2 |
分岐コネクタ4口 |
1 |
電源コード |
1 |
配線 |
4 |
①温調器と配電箱蓋の取り付け
図のように配電箱蓋に温調器をとおし、後ろから留め具をはめて固定する。
②配線組み立て
2-1 配線を写真のように配電箱に通す
2-2 配線を図のように結線する
2-3 写真のように電源線のアース線を電対のシールドに巻き付ける
2-4 配電箱蓋をねじ止めする
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四、仕上げ
※完成予想図
1.安全カバー取付
使用部品名 |
個数 |
安全カバー |
1 |
低頭ボルト M5 - 15mm(15mm低頭ボルト) |
2 |
|
|
図のように安全カバーを低頭ボルトで固定する。 |
|
低頭ボルトはカバーが脱落しない程度の強さで適当に占めて問題ない。 |
|
2.金型位置決め取付
使用部品名 |
個数 |
精密直角固定具(黒) |
2 |
低頭ボルト M5 - 8mm(8mm低頭ボルト) |
2 |
TナットM5(Tナット) |
2 |
|
|
①図に従いTナットをリニアレールへ挿入する。
②精密直角固定具を図のように低頭ボルトで取り付ける
3.ハンドルパイプ取付
図のようにクランプハンドル先端に延長のパイプを差し込む。
手で動かしてみて、ぐらつく、または外れやすい場合は
クランプのハンドルに適当にテープ類を巻き、再度差し込んで調整する。
4.エンドキャップ取付
図の位置にエンドキャップーダブルを差し込む。
製造のばらつきの関係上、キャップが緩く、外れやすい場合がある。
対処法は追記の部分参照。
5.クランプ2下限バー取り付け
使用部品名 |
個数 |
ボルト M5 - 100mm |
1 |
TナットM5(Tナット) |
1 |
|
|
写真のようにクランプ2のハンドルが地面に接するギリギリの位置に |
|
100mmボルトを取り付ける。(手で回して固定可能)
■現時点での使用しない部品
①モールドベース向け部品(モールドベース組立てで使用)
②材料投入皿(空焚き完了後組付け予定)
③長ナット付属M5イモネジ(余った分は使わない)
以上をもって完成です。
お疲れ様でした。
【追記】
キャップが緩い場合、差し込みボスに写真のようにグルーガンで肉盛りすることで外れやすさが改善する。