C-BEAMとガントリープレート内側のビスの干渉

こんにちは、久しぶりの投稿になります。

少しの期間CNCの操作と離れておりましたが、別の広い設置場所を確保できたので現在の狭い作業スペースから移動することにし、現在移設に向けて解体しているところです。

使用しているときにもうすうす気づいてはいたのですが、左右のガントリープレート内側ビス頭とY軸のC-Beamの外側が干渉していると思われて、C-Beamのアルミが削れて傷ができておりました。
左右両方のY軸C-Beamどちらもです。

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コミュニティー内のマニュアル画像で行きますと、12mmボルトの頭です。

以下は分解した私の画像です。
ピンク色の丸印をした個所です。

このようにちょうど面取りしたような傷で、触るとざらざらしてバリができてるような感じです。

おそらくこのビス頭と干渉しております。

動作中にシャーっという感じのアルミが擦れる感じの音は何度も気になっていて、C-Beamに傷ができていたのも気が付いていたのですが、動作も精度も比較的安定していたので放置しておりましたが、今回分解したのをきっかけに少し気になって投稿させていただきました。

ArtCNCを使用されている方、この部分が干渉している感じはございますでしょうか?

自分のやつは(色々改造しているので純正ではありませんが)特に干渉している様子はありませんでした。

一応CADと実測で確認してみたところ
ネジの頭の高さが1.5mm、頭の幅が8.8mmに対して
隙間が1.4しかなく、C-Beamの溝にギリギリ収まっている感じでした。↓こんな感じ
スクリーンショット 2022-07-24 235524

一応設計の理想状態では干渉しない数値になりましたが、ギリギリ過ぎるので現実では
・ボルトの頭が大きい(実際手元で測っても若干ばらつきがありました
・偏心スペーサーの調整でガントリーが上下どちらかに寄っている
・8mmナットブロックを強く締めすぎすぎてレールとYガントリーユニットの隙間が設計より狭くなっている

あたりの原因で干渉する可能性があると思います。
8mmナットブロックのPOMは柔らかいのでボルトを締めると結構ひずむ&無駄なザグリにスペーサーが陥没するのでガントリーユニットが設計よりもボルトに寄るというのは現実的に起きてくる気がします。

いつも的確なお返事ありがとうございます。

ボルトもすべて外してしまったので干渉していた箇所で使用したボルトの頭の実測ができてないですが、思い当たるのは2つ目の偏心スペーサーの調整ですね、、、

エンドミルのY軸方向のブレが気になって、ガタつきが出そうなところはすべてきつく調整してました(汗)

CAD図面で見ると、もともとかなりタイトな設計だったんですね。
再度組み立てる際は傷ついてガサついている所をヤスリできれいにしてから組んで、偏心スペーサーの調整を気を付けてみます。

ありがとうございましたm(_ _)m

根本的に直すにはホイールとプレート間を1mm広げるのが良いと思います。
広げ方は単純に1mmのスペーサーをホイールの前にかませると言う方法です。
プレートの高さが上がるのでナットブロックに入っているスペーサーも1mm増やす必要があります。

具体的には次のような変更になると考えています。

精密シム(1mm) (c-beanではこういう名前。普通の1mmスペーサー)を入れて
隙間を増やすというのはどうでしょうか。

プレート → 6mm スペーサー → ホイール … の部分を
プレート → 6mm スペーサー → 精密シム(1mm) → ホイール … に変更

プレート → 6mm偏心スペーサー → ホイール … の部分を
プレート → 6mm偏心スペーサー → 精密シム(1mm) → ホイール … に変更

ナットブロック高さも上げる必要があるので精密シム(1mm)を追加します。