CNCペンダントの設定と動作確認まで

初めましてお世話になります、Akamaと申します。
表題の件につきまして配線、ProMicro用へのファームウェアの書き込みを完了し
コンソールにてM575 P1 S1 B57600を実行すると
Emergency Stop!Reset the controller to continue.と2秒毎に表示されてしまいそこから進めません。
当方電気制御の知見に乏しいため知見のある方からのアドバイスを頂きたく投稿させて頂きました。
制御ボードはDuet3にて各軸のホーミング迄は動作確認出来ております。
何方かご教授頂ければ非常にありがたく思っております。

こんにちは。

Duet3 + CNCペンダントの構成ということですね。一度下記の内容を確認してみてください。

もしペンダント基板を使用されている場合は下記ページを参考に配線を今一度見直してみてください。特にペンダントの配線の黒が混ざっている2色の線(白/黒や黃/黒など)がとてもわかりにくいので線をひっくり返して黒色が入っていないか確認してみてください。

ちなみにDuetの場合はUSB接続でPCに接続して使用しません。(promicroとDuet間で直接コマンドのやり取りをします。)USBを使うのはファームウェアを書き込むときだけとなります。

ペンダント基板を使用している場合はUSB接続の代わりに下図のように4Pの端子台を使います。基板を使わずにpromicroと直接使用している場合は公式wikiの画像を確認してください。
この端子台にケーブルがささっているか確認してみてください。

適当な3線あるいは4線のケーブルを用意し、一方を端子台へと接続しケーブルのもう一方はIO0端子にさせるようにコネクタをつくることとなります。
接続の対応表の下表のようになります。

簡単に画像で説明すると下図のようになります。

対応表通りの接続がされているか確認してみてください。

ここまで完了していて、ファームウェアが正しく書き込まれていれば電源が入った際にLED等が点灯するはずです。(非常停止ボタンが押し込まれているとLEDが点灯しないので解除しておいてください)
もし点灯しない場合はpromicroのDuet用のファームウェアを書き込み直してみてください。

LEDの点灯が確認できればコマンドを実行して通信を開始させ、問題なければconfig.gの編集となります。

なお、おそらくデフォルト設定ではホーミング前の軸移動ができないように設定されていると思うので、ペンダントを動かす前には一度ホーミングを実施した方が良いです。
またリミットスイッチの接続先のIOピン変更は物理的な接続先の変更だけでなくconfig.gのM574の箇所も共に変更するようにしてください。

nyaru様

昨年末にもお世話になりましたAkamaです。
早速のご丁寧な御指南頂きありがとうございます。
今一度配線の見直しから始めたく思います。
因みにペンダント側からのGND(収縮チューブで巻いた線)はDuetへの端子台へ接続する3,4線のケーブルのGND2線を設置する事で良かったでしょうか?
もう一つZプローブも設定をしているのですが(IO_7にて)C Beam Contolorの機械固有画面でタッチプローブの設定が出てこないのでこちらも兼ねて更なる御指南を頂けると助かります。
度々の質問で申し訳ありません、お時間の許す時にでも宜しくお願い致します。
エラー画面
1
機械固有画面
2

nyaru様

お世話になります、Akamaです。
下記内容で確認致しましたが到達せずでした。

1.配線確認(再配線)
・ペンダントからペンダント基盤(r/B余り)
・ペンダント基盤からDuet(3線:VCC,GND,TX)
2.PromicroのDuet用ファームウェアの再書き込み(CNC-pendant.ino)
・エラー表示無し
3.ホーミング
・X軸はIO_3へ変更(config.g修正:M574 X1 S1 P"io3.in")
・各軸ともにホーミング動作異常なし
4.ペンダントの非常停止ボタンの解除確認
ここまで再度確認を行いましたが電源を投入してもペンダントのLEDは点灯せず。
当方で考えられる点はすべて行ったつもりではありましたが。
引き続きお時間の許す時に御指南頂ければ幸いです。

4P端子のGNDに2つ挿し込んでおいて問題ありません。(ちなみに収縮チューブで巻いた線はシールドであくまでノイズ保護が目的なので、4P端子のGNDに挿さらない場合は挿し込まなくてもとりあえずは問題はないです。その場合はフリーになった線がどこかに触れてのショートだけは気をつけてください。)

画像を見る限りCbeamControlではなく、公式のDuetWebControlのようです。なお、公式のDuetWebControlのWEBUIにはZプローブ専用の設定項目はなかった気がします。

バージョン表示の部分にDSFの文字が見えるのでDuet+RaspberryPi実行ですね。
Duet+RaspberryPiの環境では、単純にSDカードのファイル置き換え or WEBUI上でのzip展開による更新ではWEBUIの変更はできません。RaspberryPi側のファイルをいじる必要があります。(ご存知かもしれませんが、SDカード内のラズベリーパイ用のファイル構造はWindowsのPCから基本見えずほぼ触ることはできません。)
かつDSF(ラズベリーパイ側でサーバー機能等を持つ仕組み)のWEBUIと、Duet単体起動でのWEBUIは少し異なっていた&データのやり取りの方法も異なっていた気がするので、ラズベリーパイ内のファイルをCbeamControlのものと置き換えても動く保証はなく、私もこれは未検証です。

もしファイルの置き換えを実行したい場合は公式のgithubを確認してみてください。
たしか/opt/dsf/conf/config.json内のWEBUIのパスを変更するか、あるいはWEBUIのディレクトリのシンボリックリンクを用意した別のWEBUIのディレクトリのものに貼り替えでWEBUIの変更ができたと思います。

Zプローブに関しては、DuetWebControlでは専用のUIがないのでマクロを組むなどが必要となります。
この部分に関しては後ほど確認して記載します。

この画像をみると通信開始コマンド後にEmergencyStopのログが流れているので、おそらくProMicroとの通信はできていて何らかの理由で非常停止ボタンが押し込まれていると勘違いしている状況と考えられます。
ペンダントの青と青/黒の線が非常停止ボタンの線で、非常停止ボタンはNCのスイッチなので押し込まれると青と青/黒間の導通が切れます。青はProMicroのプルアップされた入力に、青/黒はGNDへと繋がっており、通常はGND(LOW)が入力されていますが、スイッチを押し込むと導通が切れてHIGHが入力されその間非常停止コマンドが送信される仕組みです。
なので、おそらく配線の問題か、スイッチの問題か、あるいは基板・promicroの問題で青と青/黒間の導通がない状態になっているのかと思われます。

一度以下を実施してみて様子をみてみてください。

  • ペンダント基板の青と青/黒の端子台に線を追加して両方に噛ませるなどして常に青と青/黒が導通する状態でペンダントが非常停止せず動作するか確認する
  • テスターなどがあれば、青と青/黒の線の導通状態を確認する。(押し込んでいない状態で導通、押し込んだ状態で非導通が正常)

nyaru様

お世話になります。
ペンダントの件ですが

との事でしたがどちらでも導通が確認されました。
Zプローブは次のステップとしてこちらを先ずクリアー出来るようにしたいです。
ペンダントからの配線を今一度確認してみます。
度々すみません。

これは確かにおかしいですね。
とはいえ常時導通であればpromicro入力にGND(LOW)が入っているのでプログラム的には非常停止のコマンドが呼び出されないはずではあるのですが・・・

ペンダント基板に繋いでいない状態のペンダント単体で青と青/黒がスイッチ押し込み、押し込んでいないにかかわらず導通するのであればペンダントの異常かと思います。(ペンダント内部の配線かスイッチがおかしいのかもしれません)
ペンダントの青と青黒線の単体で導通はなく、ペンダントの基板に挿してある状態で青と青黒の端子台間で導通が確認できた場合はペンダント基板の異常かと思います。

これらの異常の場合はどうしようもないので初期不良として交換した方がよいと思います。

nyaru様

お世話になります、今一度当方でも整理しながら確認していきたく思います。
昨日CNC\PRO V5も注文したのでそちらも勉強しながら進めてみます。
また何かわかり次第継続してこちらに書き込みさせて頂きますので
何卒今後とも御指南宜しくお願い致します。