はじめまして。
ArtCNCの導入を検討しているのですが、CNCについてほとんど知りませんので
事前にご教授いただけたらと思い書き込みさせていただきます。
この動画でやっている作業はArtCNCでも可能でしょうか?
3Dモデリングしたデータを使い、等身大の頭部やバストなどを作りたいと考えています。
どうぞ宜しくお願いいたします。
はじめまして。
ArtCNCの導入を検討しているのですが、CNCについてほとんど知りませんので
事前にご教授いただけたらと思い書き込みさせていただきます。
この動画でやっている作業はArtCNCでも可能でしょうか?
3Dモデリングしたデータを使い、等身大の頭部やバストなどを作りたいと考えています。
どうぞ宜しくお願いいたします。
こんにちは。
可能だと思います。
削る能力に関して言えば、動画ではスタイロフォームを削っているようなので、同じように柔らかい材料を削る分には特に問題は起きないかと思います。
金属を削るとか数十μm以下で精密に加工したいとかになると本体の剛性が必要になったりしてくるので別の話となりますが、柔らかい木や樹脂を削ったり意匠的な加工をすることに関しては大丈夫そうです。
どんな材料で加工できているかとかは以下のトピックを見ると参考になります
CNCを使うおおまかな流れとしては
CADなどでモデリング→CAMソフトでモデルから加工パスを作成→制御装置・基板に加工パスを送って加工
といった感じになります。
なので、CAMソフトが制御基板用の加工パスを出力できるのか、動くのかあたりが問題になるのかなぁと思いますが、これは使うCAM次第かと思います。
ですが、多くの場合は問題とならないことが多い気がします。
動画では概要欄を見るにCAMとしてVCarveProを使っているようです。
当BBSではAutodesk Fusionを使っている例が多いですが、Vcarveを使って加工ができたという話もあります。
ご参考まで。
参考:
https://docs.avalontech.jp/ja/CNC/Assembly_Manual/CNC_Overview
お返事ありがとうございます!
さらにお聞きしたいのですが、仕様のところに「ストローク:約X軸730mm Y軸1300mm Z軸100mm」とありましたが、これは100mm厚のスタイロフォームが切削可能、またオプションでZ軸サイズを500mm(非推奨となってますがなぜでしょうか?)などに変更すれば、より厚いスタイロも可能、と考えてよろしいでしょうか?
また、同じく仕様に「 * 最大送り速度:1800mm/min(設定で変更可能)」とありますが、素人考えですが、スタイロのような柔らかい素材の場合、もっと速度をあげても大丈夫でしょうか?
普段は3Dプリンタで出力しているのですが、細部がそこまで必要ない、シルエットさえ拾えていれば問題ないようなものをこのCNCで出力したいと考えています。
CADはRhinoserosやFusionを少し使う程度なのですが、3Dプリントする際のSTLデータを100mm厚などでスライスすればデータとして使用可能でしょうか?
可能と考えていいと思います。
500mmが非推奨となるのはホイールでアルミレールを掴んでいるという構造なので、長くなると力がかかったときに、てこの原理でよりブレやすくなってしまう=精度が出ないということかと思います。
ただスタイロフォームは切削の負荷がほぼないと思うので、Zを伸ばした場合の影響は他の材料に比べ小さいのではないかと思いますが、実際のところはわからないです。
これは実際に加工してみないとわからないですが、個人的な感覚ではスタイロなら速度を上げても大丈夫だと思います。
早すぎるとむしれて表面が悪くなったり、逆に遅すぎると材料が溶けたりと起きる可能性はあるのでこの辺は3Dプリンター同様に条件を探す必要があります。
逆に表面の状態や精度を特に気にしないという場面であれば、マシンの出せるぎりぎりまで早くするというのも可能だと思います。
ただ、セットアップがミスっていたときに高速でエンドミルをテーブルに突き刺すとか起こりうるかもしれないので若干怖いですが。
事前に分割したデータを使って加工可能かということですね。
特に問題ないと思います。
ただ、STLが読み込めるかとかは使う予定のCAM次第かなと思います。
RhinoserosはRhinoCAMを買わなきゃいけないですが、FusionはCAMも内蔵しているので、一度触ってみてはどうでしょうか。
大変詳しく教えていただきありがとうございます!
ぜひ早急にArtCNCを導入させていただこうと思います。
最後に、スタイロ用のエンドミルというのはあるのでしょうか?
特別にスタイロ用エンドミルというのは見かけたことがないです。
樹脂用エンドミルは普通に売っているので、選んで使うなら樹脂用エンドミルでしょうか。
とはいえ、どんなエンドミルを使っても、溶着のしにくさとか表面の仕上がりの差はあるとは思いますが、スタイロを削れないということはないかと思います。
なるほど承知いたしました!
これについてはいくつか購入してみて試してみるのが良いですね。
本当にありがとうございました!