E-moc X5

E-moc X5に関する情報・マニュアルをこちらで掲載します。
こちらのページではGitHubで公開している情報を基に、AvalonTech株式会社様のオンラインストアで販売されている組み立てキットに合わせて一部変更を加えております。キットを購入して頂いた方は本ページを組立の際に参考にしてください。

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E-moc X5はオープンソースハードウェアです。
製作者様ご自身で使用する目的に合わせて組立・改造をお楽しみください。

本ドキュメントに疑問点や不備がある場合は返信していただくか、メッセージ機能やメール等でHRMKまでお知らせください。

0. E-moc X5新規部品リスト

1. クレードルassy組立

1. 下部フレームの組立

必要物
①E-moc X5 V-Slot 2040 350mm 2
②20mmボールベアリング 2
③C軸テーブルホルダー 1
④20mmベアリングホルダー 1
⑤低頭ボルトM5 40mm 12
⑥スペーサー20mm 4
  1. ③C軸テーブルホルダーと④20mmベアリングホルダーに②20mmボールベアリング×2を押し込みます。硬い台等の上にベアリングを置き、上に20mmベアリングホルダーを載せてまっすぐ体重をかけると簡単に押し込めます。
    この時絶対にベアリングをたたかないでください。破損の原因となります。

  2. ①E-moc X5 V-Slot 2040 350mmを2本配置し、③C軸テーブルホルダーと④20mmベアリングホルダーで挟み込みます。

  3. 20mmベアリングホルダー側から⑤低頭ボルトM5 40mm×8本を差し込み、仮止めします。

  4. 余っている穴の部分に隙間から⑥スペーサー20mmを挿入し、⑤低頭ボルトM5 40mm×4本を使用して軽く固定します。

2. 吊り下げ部取付

必要物
①V-Slot リニアレール 2080銀 108mm 2
②垂直ジョイントプレート 4
③低頭ボルトM5 10mm 12
④低頭ボルトM5 15mm 8
⑤低頭ボルトM5 30mm 4
⑥TナットM5 12
  1. E-moc X5 V-Slot 2040 350mmの中央の溝に⑥TナットM5×4を2個ずつ挿入します。

  2. ③低頭ボルトM5 10mm×4と④低頭ボルトM5 15mm×8で、②垂直ジョイントプレート×4をE-moc X5 V-Slot 2040 350mmの両端にしっかりと取り付けます。

  3. 垂直ジョイントプレートに③低頭ボルトM5 10mm×8と⑥TナットM5×8を仮止めします。

  4. ①V-Slot リニアレール 2080銀 108mmを上側からTナットM5に差し込みます。

  5. 下側から⑤低頭ボルトM5 30mm×4でV-Slot リニアレール 2080銀 108mmを仮固定します。

  6. 全体のネジを本締めします。

3. シャフト組立

必要物
①クレードルシャフト 1
②20mmシャフトカラー(プレートジョイント) 1
③C軸テーブル 1
④スペーサー6mm 1
⑤ベアリング5mm 1
⑥低頭ボルトM5 15mm 1
⑦イモネジM5 2
  1. ①クレードルシャフトのDカット部が短い側に②20mmシャフトカラー(プレートジョイント)をはめ込み、⑦イモネジM5×2で仮止めします。

  2. ③C軸テーブルを載せ、クレードルシャフト端面がC軸テーブル上面と一致する位置まで移動させます。

  1. 一度C軸テーブルを外し、イモネジを本締めします。

  2. C軸テーブルの図の位置に、④スペーサー6mm、⑤ベアリング5mm、⑥低頭ボルトM5 15mmを固定します。

4. C軸テーブル取付

必要物
①スラストベアリングホルダー 1
②スラストベアリングD100 1
③20mmシムリング 1
④低頭ボルトM5 12mm 8
  1. ①スラストベアリングホルダーを④低頭ボルトM5 12mm×4で固定します。

  2. 3で組み立てたクレードルシャフトに③20mmシムリングを挿入し、クレードルの上側から20mmボールベアリングに差し込みます。

  3. ②スラストベアリングD100、C軸テーブルを上側に載せ、④低頭ボルトM5 12mm×4で固定します。

5. C軸ウォームホイール取付

必要物
①ウォームホイール 1
②20mmシムリング 2
  1. クレードルシャフトに②20mmシムリング×2と①ウォームホイールをはめ込みます。

  2. ウォームホイールのイモネジ×2を締め込み、C軸テーブルにガタが出ないように固定します。

  3. C軸テーブルがスムーズに動くか確認します。

2. ウォームユニット組立

1. ユニット組立

必要物
①ウォームユニットフレーム 4
②ウォームユニットシャフト 2
③8mmボールベアリング 4
④8mmシムリング 4
⑤8mmシャフトカラー(スタンダード) 4
⑥ウォームギア 2
⑦V-Slot リニアレール 2040銀 90mm 2
⑧低頭ボルトM5 20mm 8
  1. ②ウォームユニットシャフトに③8mmボールベアリング×2、④8mmシムリング×2、⑤8mmシャフトカラー(スタンダード)×2、⑥ウォームギアを指し込みます。
    ベアリングが入りにくい場合は叩き込まずに、ベアリングを軽く温める、シャフトを冷凍庫等で冷やすなどで入りやすくなります。

  2. シャフトと①ウォームユニットフレーム×2、⑦V-Slot リニアレール 2040銀 90mmを、⑧低頭ボルトM5 20mm×4で図のように固定します。

  3. 同じものをもう1セット組み立てます。

3. ステッピングモーターの取付

必要物(2セット分)
①ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mm 2
②NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.m 1
②’NEMA23ステッピングモーター 高トルク2.45N.m 1
③スペーサー40mm 4
④低頭ボルトM5 55mm 4
  1. ウォームユニットシャフトに①ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mm×2をはめます。

  2. ②NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.mor②’NEMA23ステッピングモーター 高トルク2.45N.m、③スペーサー40mm×4、④低頭ボルトM5 55mm×4を使用し、ユニットにモーターをしっかりと取り付けます。

  3. ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mmの固定用ネジを締め込みます。

  4. ステッピングモーターがスムーズに回転することを確認します。

3. フレームASSY組立

1. 下部フレーム組立

必要物
①E-moc X5 V-Slot 2060 500mm 4
②垂直ジョイントプレート 8
③直角固定具(黒) 16
④低頭ボルトM5 8mm 16
⑤低頭ボルトM5 10mm 24
⑥低頭ボルトM5 15mm 16
⑦TナットM5 40
  1. ①E-moc X5 V-Slot 2060 500mm×2の図の位置に⑦TナットM5×12(6個ずつ)入れます。

  2. 残りの①E-moc X5 V-Slot 2060 500mm×2の図の位置に⑦TナットM5×20(10個ずつ)入れます。

  3. ②垂直ジョイントプレート×4と⑤低頭ボルトM5 10mm×16、⑥低頭ボルトM5 15mm×16を使用してE-moc X5 V-Slot 2060 500mm4本を図のように固定します。
    (手順1のフレームを下側、手順2のフレームを上側に配置します。)

  1. 垂直ジョイントプレートに⑤低頭ボルトM5 10mm×8と⑦TナットM5×8を仮止めします。

  2. ④低頭ボルトM5 8mm×16とフレームのTナットM5で直角固定具(黒)を仮固定します。

2. 上部フレーム組立

必要物
①V-Slot リニアレール 4040銀 500mm 4
②4040ジョイントプレート 10
③低頭ボルトM5 8mm 16
④低頭ボルトM5 10mm 20
⑤低頭ボルトM5 50mm 8
⑥TナットM5 36
  1. 組み立てたフレームの上部から①V-Slot リニアレール 4040銀 500mm×4を仮止めしているTナットM5に差し込み、仮固定します。

  2. フレーム下側から⑤低頭ボルトM5 50mm×8を差し込み、V-Slot リニアレール 4040銀 500mmを固定します。

  3. V-Slot リニアレール 4040銀 500mmの上部から⑥TナットM5×16を差し込み、③低頭ボルトM5 8mm×16で仮固定します。

  4. V-Slot リニアレール 4040銀 500mmの図の位置に⑥TナットM5×20を差し込みます。

  5. 差し込んだTナットM5と④低頭ボルトM5 10mm×20を使用して②4040ジョイントプレート×10を仮固定します。

3. 梁部組立

必要物
①E-moc X5 V-Slot 2040 500mm 4
②V-Slot リニアレール 2040銀 500mm 1
③V-Slot リニアレール 2020銀 175mm 4
④20mmボールベアリング 4
⑤20mmベアリングホルダー 4
⑥低頭ボルトM5 15mm 44
⑦低頭ボルトM5 30mm 4
⑧低頭ボルトM5 45mm 12
⑨低頭ボルトM5 50mm 4
⑩ワッシャー – 15x5x2mm 8
⑪TナットM5 28
⑫ナイロンロックナットM5 12
⑬スペーサー20mm 8
  1. 組み立てたフレームの2060-500に空いている穴に⑦低頭ボルトM5 30mm×4と⑩ワッシャー – 15x5x2mm×4を通し、③V-Slot リニアレール 2020銀 175mm×4を仮固定します。

  2. ①E-moc X5 V-Slot 2040 500mm×4(ⅰ×2、ⅱ&ⅲ×1)の図の位置に⑪TナットM5×28を入れます。
    V-Slot リニアレール 2040銀 500mmの穴の位置に注意(図では上側手前の位置)

  3. 穴の位置とフレームの向きに注意してE-moc X5 V-Slot 2040 500mmのⅰを左側,ⅱ右側のV-Slot リニアレール 2020銀 175mmの上部に載せ、⑥低頭ボルトM5 15mm×8と⑨低頭ボルトM5 50mm×4、⑩ワッシャー – 15x5x2mm×4で仮固定します。

  4. ②V-Slot リニアレール 2040銀 500mmを⑥低頭ボルトM5 15mm×4でフレーム後ろ側の4040ジョイントプレートに仮固定します。

  5. 4040ジョイントプレートの位置を合わせて、⑥低頭ボルトM5 15mm×8でE-moc X5 V-Slot 2040 500mm(ⅰを左側、ⅲを右側)を仮固定します。

  6. 1-1-1と同様に④20mmボールベアリングを装着した⑤20mmベアリングホルダー×4を⑥低頭ボルトM5 15mm×24と⑧低頭ボルトM5 45mm×12、⑫ナイロンロックナットM5×12、⑬スペーサー20mm×8で固定します。


  7. メインフレーム完成です。

4. Y軸ASSY

1. Vホイール組立

必要物
①Xtreme Solid Vホイールキット本体 48
②5mmボールベアリング 96
③1mm精密シムリング 10* 5* 1mm 48
  1. ①Xtreme Solid Vホイールキット本体に②5mmボールベアリング×2と③1mm精密シムリング 10* 5* 1mmをはめ込みます。

  2. Xtreme Solid Vホイールキットを48個組み立てます。(Y軸では24個使用)

2. Y軸アクスル組立

必要物
①ガントリープレート-I型 2
②ガントリープレート – 汎用型 2
③8mmナットブロック 4
④スペーサー6mm 12
⑤スペーサー9mm 12
⑥偏心スペーサー – 6mm x10mm 12
⑦1mm精密シムリング 10* 5* 1mm 8
⑧低頭ボルトM5 20mm 8
⑨低頭ボルトM5 60mm 12
⑩ナイロンロックナットM5 20
⑪ワッシャー – 15x5x2mm 20
  1. ②ガントリープレート – 汎用型に⑦1mm精密シムリング 10* 5* 1mm×4、⑧低頭ボルトM5 20mm×4、⑩ナイロンロックナットM5×4、⑪ワッシャー – 15x5x2mm×4を使用して③8mmナットブロック×2を軽く固定します。

  2. ガントリープレート – 汎用型のザグリがある面から⑨低頭ボルトM5 60mm×6を差し込みます。

  3. ガントリープレート – 汎用型の穴の大きさを確認し、⑥偏心スペーサー – 6mm x10mm×6(穴が大きい方)or④スペーサー6mm×6(穴が小さい方)、⑤スペーサー9mm×6、組み立てたXtreme Solid Vホイールキット×12を図のように低頭ボルトM5 60mmに差し込みます。

  4. 低頭ボルトM5 60mmに①ガントリープレート-I型を被せ、⑩ナイロンロックナットM5、⑪ワッシャー – 15x5x2mmで軽く固定します。

  5. 1〜4を再度行い、Y軸アクスルを2セット作成します。

3. Y軸C-Beam組み立て

必要物
①C-Beamリニアレール 500mm 2
②8mmリードスクリュー 540mm 2
③リードスクリュー固定座 4
④8mmシャフトカラー(スタンダード) 4
⑤8mmシムリング 4
⑥8mmボールベアリング 4
⑦スペーサー40mm 4
⑧ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mm 2
⑨NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.m 2
⑩低頭ボルトM5 20mm 16
⑪低頭ボルトM5 55mm 4
⑫TナットM5 16
  1. ①C-Beamリニアレール 500mmに③リードスクリュー固定座を⑩低頭ボルトM5 20mm×4で固定します。

  2. ⑫TナットM5×8を図の位置に差し込みます。

  3. 2で組み立てたY軸アクスルを差し込みます。

  4. ③リードスクリュー固定座を⑩低頭ボルトM5 20mm×4で固定します。

  5. Y軸アクスルの偏心カムを回し、スムーズに動かせる程度に調整します。
    締め込むほど剛性、精度は向上しますがモーターへの負荷の増大とVホイールの摩耗が早くなります。

  6. ④8mmシャフトカラー(スタンダード)×2、⑤8mmシムリング×2、⑥8mmボールベアリング×2を図のようにC-beam両端に配置し、②8mmリードスクリュー 540mmを差し込みます。

  7. Y軸アクスルのナットブロックの位置を調整し、リードスクリューがガタつかない程度の位置で固定します。
    詳しくはAvalonTech株式会社のC-Beamマシン組立ドキュメントをご覧ください。

  8. リードスクリューとリードスクリュー固定座の端面が合う位置で片方のシャフトカラーのネジを締め込み、固定します。

  9. 固定したシャフトカラーに向かってリードスクリューを押し付け、ガタつかない状態でもう一方のシャフトカラーを固定します。

  10. 飛び出しているリードスクリューに⑧ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mmを固定します。

  11. ⑦スペーサー40mm×2、⑪低頭ボルトM5 55mm×2で⑨NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.mを固定します。

  12. 左右対称の構造(8のリードスクリューが飛び出す方向を反対側にすればOK)になるように、1〜11を再度行い、図の状態となるように組み立てます。

4. フレームに取付

必要物
①4040板金プレート 4
②直角固定具(黒) 8
③低頭ボルトM5 8mm 16
④低頭ボルトM5 10mm 8
⑤低頭ボルトM5 15mm 8
⑥TナットM5 8
⑦エンドキャップ-ダブル 4
  1. ②直角固定具(黒)×8に③低頭ボルトM5 8mm×8と⑥TナットM5×8を仮止めします。

  2. 組み立てたY軸下側のTナットM5と③低頭ボルトM5 8mm×8を使ってY軸両端に直角固定具(黒)を仮止めします。

  3. Y軸上面の両端にTナットM5と④低頭ボルトM5 10mm×8で①4040板金プレートを仮止めします

  4. フレームのベアリングホルダーとY軸のモーターの位置に注意して⑤低頭ボルトM5 15mm×8でY軸をフレーム上部にのせて仮固定します。
    (この時点では本締めは行いません。)

  5. V-Slot リニアレール 4040銀 500mm上部の何もついていない部分に⑦エンドキャップ-ダブル×4を取り付けます。

5. X軸ASSY

1. X軸アクスル組立

必要物
①ガントリープレート – 汎用型 2
②Xtreme Solid Vホイールキット 12
③スペーサー3mm 4
④スペーサー6mm 6
⑤スペーサー9mm 6
⑥スペーサー20mm 8
⑦偏心スペーサー – 6mm x10mm 6
⑧1mm精密シムリング 10* 5* 1mm 4
⑨8mmナットブロック 2
⑩低頭ボルトM5 20mm 4
⑪低頭ボルトM5 60mm 10
⑫ワッシャー – 15x5x2mm 10
⑬ナイロンロックナットM5 10
  1. ①ガントリープレート – 汎用型×1に⑧1mm精密シムリング 10* 5* 1mm×4、⑩低頭ボルトM5 20mm×4、⑫ワッシャー – 15x5x2mm×4、⑬ナイロンロックナットM5×4で⑨8mmナットブロック×2を固定します。

  2. ナットブロックを取り付けたガントリープレート – 汎用型に⑪低頭ボルトM5 60mm×6を挿し込みます。

  3. ガントリープレート – 汎用型の穴の大きさに注意して、低頭ボルトM5 60mmに②Xtreme Solid Vホイールキット×6、④スペーサー6mm×6、⑤スペーサー9mm×6、⑦偏心スペーサー – 6mm x10mm×6を挿し込みます。

  4. ①ガントリープレート – 汎用型×1に③スペーサー3mm×4、⑥スペーサー20mm×8、⑪低頭ボルトM5 60mm×4を挿し込みます。

  5. 2枚のガントリープレート – 汎用型を被せ、⑫ワッシャー – 15x5x2mm×6、⑬ナイロンロックナットM5×6で固定します。

2. X軸組立

必要物
①C-Beamリニアレール 500mm 1
②8mmリードスクリュー 610mm 1
③8mmボールベアリング 2
④8mmシャフトカラー(スタンダード) 2
⑤8mmシムリング 2
⑥低頭ボルトM5 20mm 8
  1. 組み立てたX軸アクスルを①C-Beamリニアレール 500mmに挿し込み、Y軸と同様に偏心カムを調整します。

  2. Y軸アクスルを両方ともY軸の端(同じ側)に移動させます。

  3. ⑥低頭ボルトM5 20mm×7でY軸のガントリープレート-I型に、C-Beamリニアレール 500mmを仮留めします。
    図の赤丸部分は後で別のネジを取り付けますのであけておいて下さい。


  4. Y軸周りの仮止めしているネジを全て締め込みます。
    (この時にV-Slot リニアレール 4040銀 500mmをC-Beam固定座に押し付けて隙間が出来ないように固定してください。)


  5. ③8mmボールベアリング×2、④8mmシャフトカラー(スタンダード)×2、⑤8mmシムリング×2を図のように配置し、②8mmリードスクリュー 610mmを差し込みます。

  6. X軸アクスルのナットブロックを調整します。

  7. 8mmリードスクリュー 610mmの片側の端面をガントリープレート-I型と合わせ、8mmシャフトカラーの固定用ねじを締めこみます。

  8. ガタが出ないように押し付けながら、8mmリードスクリュー 610mmの反対側の8mmシャフトカラーの固定用ねじを締めこみます。

3. ケーブルキャリア用ステー取付

必要物
①L字ジョイントシングル 1
②スペーサー9mm 1
③低頭ボルトM5 30mm 1
  1. Y軸ガントリープレート-I型のネジを取り付けていない部分に①L字ジョイントシングルと②スペーサー9mmを③低頭ボルトM5 30mmで仮固定します。

4. X軸モーター取付

必要物
①NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.m 1
②ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mm 1
③スペーサー40mm 4
④低頭ボルトM5 55mm 4
  1. 8mmリードスクリュー 610mmに②ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mmを取り付けます。

  2. ③スペーサー40mm×4と④低頭ボルトM5 55mm×4で①NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.mを固定します。

  3. ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mmのネジを締めこみ、しっかり固定します。

6. Z軸ASSY

1. Z軸アクスル組立

必要物
①ガントリープレート – 汎用型 2
②Xtreme Solid Vホイールキット 12
③8mmナットブロック 2
④1mm精密シムリング 10* 5* 1mm 4
⑤スペーサー6mm 6
⑥スペーサー9mm 4
⑦偏心スペーサー – 6mm x10mm 6
⑧低頭ボルトM5 20mm 4
⑨低頭ボルトM5 25mm 4
⑩低頭ボルトM5 60mm 4
⑪ナイロンロックナットM5 12
⑫ワッシャー – 15x5x2mm 8
  1. ①ガントリープレート – 汎用型に④1mm精密シムリング 10* 5* 1mm×4、⑧低頭ボルトM5 20mm×4、⑪ナイロンロックナットM5×4、⑫ワッシャー – 15x5x2mm×4を使用して③8mmナットブロック×2を軽く固定します。

  2. 8mmナットブロックを取り付けたガントリープレート – 汎用型に⑨低頭ボルトM5 25mm×2を差し込みます。

  3. 低頭ボルトM5 25mmに②Xtreme Solid Vホイールキット×2、⑤スペーサー6mm、⑦偏心スペーサー – 6mm x10mmをそれぞれ差し込み、⑪ナイロンロックナットM5×2で固定します。

  4. ①ガントリープレート – 汎用型に⑨低頭ボルトM5 25mm×2を差し込みます。
    6-1-2とプレートの向き・穴の大小の位置を揃えてください。後で組立ができなります。

  5. 低頭ボルトM5 25mmに②Xtreme Solid Vホイールキット×2、⑤スペーサー6mm、⑦偏心スペーサー – 6mm x10mmをそれぞれ差し込み、⑪ナイロンロックナットM5×2で固定します。

  6. 8mmナットブロックを取り付けたガントリープレート – 汎用型に⑩低頭ボルトM5 60mm×4を挿し込み、②Xtreme Solid Vホイールキット×8、⑤スペーサー6mm×4、⑥スペーサー9mm×4、⑦偏心スペーサー – 6mm x10mm×4を挿し込みます。

  7. もう一方のガントリープレート – 汎用型を被せ、⑪ナイロンロックナットM5×4、⑫ワッシャー – 15x5x2mm×4で固定します。
    この時に偏心スペーサーがガントリープレートにはまらず、図のように組み立てられない場合は、6-1-4でガントリープレートの向きが間違っている可能性がありますので確認してください。

2. Z軸組立

必要物
①C-Beamリニアレール 500mm 1
②8mmリードスクリュー 540mm 1
③リードスクリュー固定座 2
④8mmシャフトカラー(スタンダード) 2
⑤8mmシムリング 2
⑥8mmボールベアリング 2
⑦スペーサー40mm 2
⑧ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mm 1
⑨NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.m 1
⑩低頭ボルトM5 20mm 8
⑪低頭ボルトM5 55mm 2
⑫TナットM5 8
  1. ①C-Beamリニアレール 500mmに③リードスクリュー固定座を⑩低頭ボルトM5 20mm×4で固定します。

  2. ⑫TナットM5×8を図の位置に差し込みます。

  3. Z軸アクスルを差し込みます。

  4. ③リードスクリュー固定座を⑩低頭ボルトM5 20mm×4で固定し、Z軸アクスルの偏心カムを調整をします。

  5. ④8mmシャフトカラー(スタンダード)×2、⑤8mmシムリング×2、⑥8mmボールベアリング×2を図のようにC-beam両端に配置し、②8mmリードスクリュー 540mmを差し込みます。

  6. 8mmナットブロックのバックラッシの調整を行います。

  7. 8mmリードスクリュー 540mmを図の向きで、他の軸と同様に固定します。

  8. 飛び出しているリードスクリューに⑧ジョータイプカップリング 6.35mm x 8mmを固定します。

  9. ⑦スペーサー40mm×2、⑪低頭ボルトM5 55mm×2で⑨NEMA23ステッピングモーター トルク1.26N.mを固定します。

3. 工具固定座取付

必要物
①工具固定座Φ65 2
②直角固定具(黒) 7
③3wayキューブコネクタ 1
④低頭ボルトM5 8mm 16
  1. ①工具固定座Φ65×2に④低頭ボルトM5 8mm×8を使って②直角固定具(黒)×7と③3wayキューブコネクタを図のように固定します。

  2. Z軸C-Beamのステッピングモーターを取り付けていない側に④M5低頭ボルト×8を使って工具固定座Φ65を取り付けます。

4. ケーブルキャリアステー取付

必要物
①L字ブラケット-ダブル 1
②スペーサー40mm 2
③スペーサー9mm 4
④1mm精密シムリング 10* 5* 1mm 2
⑤低頭ボルトM5 65mm 2
  1. ステッピングモーターを取り付けているリードスクリュー固定座の側面に、⑤低頭ボルトM5 65mm×2を使用して①L字ブラケット-ダブル、②スペーサー40mm×2、③スペーサー9mm×4、④1mm精密シムリング 10* 5* 1mm×2を固定します。

5. Z軸取付

必要物
①低頭ボルトM5 12mm 4
  1. X軸アクスルの低頭ボルトM5 60mm4本でZ軸アクスルを仮固定します。

  2. Z軸アクスルの図の位置に①低頭ボルトM5 12mm×4を差し込み、仮固定します。

  3. 6-5-1,6-5-2の8本のネジを締め込み、しっかりと固定します。

7. クレードル取付

1. 左側クレードルシャフト取付

必要物
① Φ20シャフト 1
②A軸ジョイント 1
③20mmシャフトカラー(プレートジョイント) 1
④ Φ20スペーサー 1
⑤20mmシムリング 1
⑥イモネジM5 3
  1. ①Φ20シャフトを差し込みます。Dカット部が短い方を内側に)

  2. 内側から④Φ20スペーサー、②A軸ジョイントの順にはめ込みます。

  3. シャフト端面とA軸ジョイントの側面がピッタリ合う状態で、Dカット部を⑥イモネジM5で固定します。

  4. 外側に⑤20mmシムリング、③20mmシャフトカラー(プレートジョイント)の順に差し込みます。

  5. ⑥イモネジM5×2で固定します。

2. 右側クレードルシャフト取付

必要物
①Φ20シャフト 1
②A軸ジョイント 1
③ウォームホイール 1
④Φ20スペーサー 1
⑤20mmシムリング 2
⑥イモネジM5 1
  1. ①Φ20シャフトを差し込みます。(Dカット部が短い方を内側に)

  2. 内側から④Φ20スペーサー、②A軸ジョイントの順にはめ込みます。

  3. シャフト端面とA軸ジョイントの側面がピッタリ合う状態で、Dカット部を⑥イモネジM5で固定します。

  4. 外側に⑤20mmシムリング×2、③ウォームホイールの順に差し込みます。

  5. ウォームギアのイモネジ×2を締め込んで固定します。(キー溝がないネジ部をDカット部に合わせる)

3. ウォームユニット取付

必要物
①M5低頭ボルト15mm 8
  1. クレードルASSYの下面に①M5低頭ボルト15mm×4を使用してNEMA23を取り付けたウォームユニットを取り付けます。

  2. A軸ジョイントが水平の状態で、①M5低頭ボルト15mm×4を使用して高トルクNEMA23を取り付けたウォームユニットを取り付けます。

4. クレードル取付

必要物
①低頭ボルトM5 25mm 4
  1. クレードルASSYを下から持ち上げ、①M5低頭ボルト25mm×4を使用してA軸ジョイントに取り付けます。
    重量があるので2人で作業を行うか、下に箱等を置いて高さを合わせて組み立てやすくなります。

8. ケーブルキャリアステー

1. Y軸ケーブルキャリアステー取付

必要物
①V-Slot リニアレール 2040銀 500mm 1
②直角固定具(黒) 2
③スペーサー40mm 2
④スペーサー9mm 2
⑤スペーサー6mm 2
⑥ワッシャー – 15x5x2mm 2
⑦TナットM5 2
⑧差し込みTナットM5 2
⑨低頭ボルトM5 65mm 2
⑩低頭ボルトM5 8mm 2
⑪エンドキャップ-ダブル 2
  1. ②直角固定具(黒)×2に③スペーサー40mm×2、④スペーサー9mm×2、⑤スペーサー6mm×2、⑥ワッシャー – 15x5x2mm×2、⑧差し込みTナットM5×2を⑨低頭ボルトM5 65mm×2で固定します。

  2. ⑩低頭ボルトM5 8mm×2、⑦TナットM5×2を固定します。

  3. ①V-Slot リニアレール 2040銀 500mmの両端に直角固定具(黒)を差し込み、固定します。

  4. V-Slot リニアレール 2040銀 500mmの両端に⑪エンドキャップ-ダブル×2を取り付けます。

  5. メインフレームに取り付けます。

2. X軸ケーブルキャリアステー取付

必要物
①V-Slot リニアレール 2040銀 500mm 1
②直角固定具(黒) 2
③スペーサー9mm 2
④スペーサー6mm 2
⑤ワッシャー – 15x5x2mm 2
⑥差し込みTナットM5 2
⑦低頭ボルトM5 25mm 2
⑧低頭ボルトM5 15mm 2
⑨エンドキャップ-シングル 2
  1. ②直角固定具(黒)×2に③スペーサー9mm×2、④スペーサー6mm×2、⑤ワッシャー – 15x5x2mm×2、⑥差し込みTナットM5×2を⑦低頭ボルトM5 25mm×2で仮止めします。

  2. ①V-Slot リニアレール 2040銀 500mmの両端に⑧低頭ボルトM5 15mm×2で直角固定具(黒)を固定します。

  3. V-Slot リニアレール 2040銀 500mmの両端に⑨エンドキャップ-シングル×2を取り付けます。

  4. V-Slot リニアレール 2040銀 500mmをX軸C-Beamに取り付けます。

9. 配線系&その他

1. A軸エンドストップ

必要物
①エンドストップキット(バネあり) 1
②スペーサー9mm 1
③低頭ボルトM5 15mm 1
④差し込みTナットM5 1
⑤ワッシャー – 15x5x2mm 1
  1. ①リミットスイッチを付属のネジでプレートに固定します。

  2. プレートの穴に②スペーサー9mm、③低頭ボルトM5 15mm、④差し込みTナットM5、⑤ワッシャー – 15x5x2mmを取り付けます。

  3. フレームの図の位置に固定します。
    固定する際はA軸クレードルが-90°よりも上側(-92~-95°程度)でリミットスイッチが反応する(カチッと鳴る)位置で固定してください。


2. C軸エンドストップ

必要物
①エンドストップキット(バネ無し) 1
②低頭ボルトM5 8mm 1
③差し込みTナットM5 1
  1. ①リミットスイッチ(バネ無し)を付属のネジでプレートに固定し、プレートの穴に②低頭ボルトM5 8mm、③差し込みTナットM5を取り付けます。

  2. クレードルの図の位置に固定します。
    固定する際はC軸テーブル裏側のべアリングでリミットスイッチが反応し、かつリミットスイッチにベアリングが引っかからずに回るように固定してください。リミットスイッチをベアリングに軽く押し付け、反応している状態で低頭ボルトM5 8mmを締め込むと簡単にちょうど良い位置で固定できます。


    9-2-2-2

3. 電源ユニット

必要物
①薄型直流電源24v350w +配線キット 1
②L字ブラケット-シングル 2
③低頭ボルトM5 8mm 2
④差し込みTナットM5 2
  1. ①薄型直流電源24v350wに、付属のM4ボルト6mm×2で②L字ブラケット-シングル×2を固定します。

  2. L字ブラケット-シングルに③低頭ボルトM5 8mm×2、④差し込みTナットM5×2を取り付けます。

  3. 薄型直流電源24v350wのファンがマシンの外側を向くようにフレームのV-Slot リニアレール 2040銀 500mmに取り付けます。

4. 基板ケース

基板ケース及び基板取り付け方法はこちらのページを参考にしてください。

取り付け入位置は製作者次第ですが、図の位置が都合がよいと思われます。

5. 主軸取り付け

工具固定座Φ65に使用する主軸を取り付け、工具固定座Φ65の低頭ボルトM5 25mmを締め込みます。

基板取り付け&配線

配線接続

E-moc X5の配線に関する説明をこちらで行います。

端子の取り付け方等、配線作業の詳細につきましてはこちらで解説されていますので参考にしてください。

Duet3 MainBoard 6HC 配線接続

ここではE-moc X5のデフォルト設定での各配線の接続場所を示します。

配線元 接続先端子名 ピン名
直流電源 POWER IN GND, VIN
X軸モータ Driver0
Y軸モータ Driver1
Y軸モータ Driver2
Z軸モータ Driver3
A軸モータ Driver4
C軸モータ Driver5
A軸リミットスイッチ io4 GND,io4.in
C軸リミットスイッチ io5 GND,io5.in
緊急停止スイッチ io6 GND,io6.in
タッチプローブ io7 io7.in
タッチプローブ(GND) GND GND
24Vケース用ファン out7 GND,out7

モータ配線接続

部品名
ステッピングモータ用4P延長ケーブル (Duet3Mainboard6HC端子付き) - 1.5m 5
ステッピングモータ用4P延長ケーブル (Duet3Mainboard6HC端子付き) - 5m 1
配線中継用コネクタ4P 6

X,Y,A,C軸モータには1.5m、Z軸モータには5mのケーブルを使用してください。

  1. ステッピングモータ用4P延長ケーブル (Duet3Mainboard6HC端子付き)を基板の端子に接続します。

  2. 4Pケーブルをケーブルグランドに通します。

  3. 4Pケーブルの長さを調整し、配線中継用コネクタ4P×6を使用してモータのケーブルと接続します。
    4本のケーブルは色を合わせてください

リミットスイッチ用ケーブル接続

部品名
リミットスイッチ用2Pケーブル (Duet3基板端子付き) - 1.5m 2
  1. リミットスイッチ用2Pケーブル (Duet3基板端子付き) - 1.5m×2を基板のio端子(io.4、io.5)に接続します。

  2. 2Pケーブルをケーブルグランドに通します。

  3. 2Pケーブルの長さを調整し、ファストン端子を圧着します。

  4. ファストン端子をマシンに取り付けたリミットスイッチに接続します。

リミットスイッチに関する詳細はこちらで詳しく解説しています。

タッチプローブ用配線(工具側)接続

部品名
リミットスイッチ用2Pケーブル (Duet3基板端子付き) - 2.5m 1
ワニ口クリップ 1
配線中継用コネクタ2P 1
  1. リミットスイッチ用2Pケーブル (Duet3基板端子付き) - 2.5mを基板のio端子(io7)に接続します。

  2. 2Pケーブルをケーブルグランドに通します。

  3. 2Pケーブルの長さを調整し、先端に配線中継用コネクタ2Pを取り付けます。

  4. ワニ口クリップのケーブルを2本に分離します。

  5. ワニ口クリップがついているケーブル(下図では白いケーブル)を配線中継用コネクタ2Pの赤色のケーブルに接続します。

タッチプローブ用配線(C軸テーブル側)接続

  1. 分離したケーブルの両端にDuet3MainBoard6HCに同梱されているY型圧着端子を圧着します。

  2. ケーブルの一端をDuet3の[ OUT 0、POWER IN ]のGNDに固定します。

  3. もう一端をフレームの20mmベアリングホルダーを固定しているナイロンロックナットで共締めします。

  4. G32ベッドレベリングを実行する前に必ずC軸テーブルと工具側のワニ口クリップが通電しているか確認してください。ケーブル等を使用してC軸テーブルとワニ口クリップを短絡させ、DWCのダッシュボード画面のプローブの部分が赤くなればOKです。

緊急停止スイッチ接続

部品名
リミットスイッチ用2Pケーブル (Duet3基板端子付き) - 1.5m 1
緊急停止スイッチ 1
  1. リミットスイッチ用2Pケーブルを基板のio端子(io6)に接続します。

  2. 2Pケーブルをケーブルグランドに通します。

  3. 2Pケーブルを緊急停止スイッチに接続し、スイッチ背面の穴を利用して低頭ボルトM5でフレームにスイッチを固定します。

緊急停止スイッチの配線方法はこちらにて詳しく解説されています。

電源ケーブル接続

薄型直流電源24v350wの出力端子にケーブルを接続し、極性に注意してDuet3の入力端子(POWER IN)に接続します。

写真付きの詳しい解説はこちらをご覧ください。

ケーブルキャリア取付

X軸

必要物
①ケーブルキャリア 1
②低頭ボルトM5 8mm 1
②低頭ボルトM5 10mm 1
④ナイロンロックナット 1
⑤差し込みTナットM5 1
  1. ①ケーブルキャリアの蓋を外し、主軸ケーブルとプローブ用ケーブル、Z軸モータケーブルを通します。

  2. ③低頭ボルトM5 10mmと④ナイロンロックナットでケーブルキャリアをL字ブラケット-ダブルに固定します。

  3. ②低頭ボルトM5 8mmと⑤差し込みTナットM5でX軸ケーブルキャリアステーに固定します。

  4. ケーブルキャリアの長さや取り付け部の向きが合わない場合は現物に合わせて調整してください。

Y軸

必要物
①ケーブルキャリア 1
②低頭ボルトM5 8mm 1
②低頭ボルトM5 10mm 1
④ナイロンロックナット 1
⑤差し込みTナットM5 1
  1. ①ケーブルキャリアの蓋を外し、主軸ケーブルとプローブ用ケーブル、Z軸モータケーブル、X軸モータケーブルを通します。

  2. ③低頭ボルトM5 10mmと④ナイロンロックナットでケーブルキャリアをL字ブラケット-シングルに固定します。

  3. ②低頭ボルトM5 8mmと⑤差し込みTナットM5でY軸ケーブルキャリアステーに固定します。

  4. ケーブルキャリアの長さや取り付け部の向きが合わない場合は現物に合わせて調整してください。

LANケーブル接続

Duet3のEthernet端子にLANケーブルを接続します。

電源ケーブル

直流薄型直流電源24v350wの入力端子にコンセントが取り付けられたケーブルを接続します。

完成

10.Duetセットアップならびに操作手順

1. Duet3 sysフォルダ

E-moc X5に使用している制御基板 Duet3 Mainboard 6HCは付属のmicro-SDカード内に設定やGcode等を保存します.

E-moc X5を動作させるのに必要な設定ファイルはこちら(v2.1)からダウンロードしてください.

ZIPファイルを解凍後,sysフォルダをコピーし,PC等を使用してDuet3付属のmicro-SDのsysフォルダを上書きしてください.

2. Duet3とPCの接続

  1. 直流電源をAC100Vのコンセントに接続します.

  2. E-moc X5とPCの接続方法は他のC-Beamマシンと同様です.
    AvalonTech株式会社のコミュニティサイトを参考にPCと接続してください。
    マシンのIPアドレスは 192.168.0.56 です.

3. Duet3 アップデート

Duet3は出荷時点でファームウェアがインストールされていますが,バージョンが最新では無い可能性があります.
Duet3のバージョンは設定 > 機械固有から確認が可能です.推奨は 3.5以降の安定版 とします.β版を使用した場合,過去にトラブルが頻発した例がありますので注意してください.

アップデートが必要な場合

アップデートが必要な場合は,こちらからダウンロードページに飛ぶことが可能です.

  1. 基板本体のファームウェアとDuet Web Control(DWC)のZipファイルをダウンロードします.

  2. DWCのアップデート&インストールボタンからダウンロードしたファイルを選択すると自動的に再起動し,アップデートが完了します.

4. マシンの起動

  1. Webコントローラのダッシュボード画面からホームXYZ(G28)を実行します.まれに直動軸がうまく動かない場合やセンサレスホーミングが誤検知し,ホーミングに失敗することがあります. ホーミング中は目を離さず,何か異変を感じた場合には緊急停止ボタンを押し,再度ホーミングをやり直してください.
    ※初回起動時はZ→Y→X→A→Cの順に一軸ずつホーミングを行うとより安全です.

  2. ホーミングが終了後にエンドミル等を主軸に装着し,プローブ用配線のワニ口クリップを取り付けます.
    ※キャリブレーション中に干渉が発生するため,工具の突き出し長さは下図の通りZ軸C-Beam下面から115mm未満になるように取り付けてください.





    初回起動時
    ※初回起動時はワニ口クリップを直接C軸テーブルに接触させ,DWCのZプローブが赤く反応するか数字が変化するのを確認してから工具に取り付けてください.

  3. Webコントローラのダッシュボード画面からベッドレベリングを実行します.
    実行には2パターンあります.


    ● DWC上部の [コードを送信] から G32.1 Rnnn(Rnnnは取り付けた工具の半径)を送信


    ● 補正&キャリブレーション > ベッドレベリングで実行


    後者の場合は工具半径の補正ができませんのでφ6mmの工具を使用するか,径の異なる工具を取り付けている場合はbed.g内のパラメータを直接編集してください.
    まれにエンドミルとC軸テーブルが接触後も動作が停止せず,エンドミルの折損等破損する場合があります.
    初めて実行する場合は特にマシンから目を離さず,何か異変を感じた場合には緊急停止ボタンを押し,再度ホーミングからやり直してください.

  4. ベッドレベリング終了後にクレードルとC軸テーブルの角度がおおよそ0度になっていることを目視で確認します.

  5. エンドミルをワーク座標系のX0Y0の位置に移動させ,Z0の位置でエンドミル先端とC軸テーブル上面および中心がおおよそ一致することを目視で確認します.

  6. 全ての確認が取れたら起動手順完了です.

操作手順等

予備001

予備002

予備003

予備004

予備005