手動運転では物足りなくて,制御基板のPWM機能で0〜10Vのアナログ信号を出力し,スピンドルを制御する方法を紹介します.
重要:電気資格或いは交流電の知識を持っている上で操作してください!
怪我や事故似合った場合は私、他の掲示板メンバー及び販売先のAvalonTech株式会社も一切責任を負いません
使用例のインバーターはAvalonTechさんのやつです.原理は同じですので,他のインバーターにも通用すると思います.
可能であれば,接続する前に制御基板のSpindle PWMの出力をテスターで測ってみてください.(ソフト側のスピンドル制御ボタンを押して,0〜10Vの電圧が変化するかどうか)
・追加配線
インバーター ========= 制御基板CNC Xpro V3(V4)
- VI1(0〜10V電圧入力)<======> Spindle PWM (Variable Spindle)
- GND:接地 <======>GND(Analog Ground)
CNC Xpro V4でしたら, 出力電圧の調整機能があります. 10Vにしてください
これだけでは動かないです.インバーターの設定も必要です.
・設定
①パラメータP00.01 =Start/Stop コマンドソース
0:手動運転(パネルのスイッチ)
1:外部出力で動かすモード,パネルStopボタン有効
2:外部出力で動かすモード,パネルStopボタン無効
3:Modbus Rs485で動かす
4:ユーザープログラム?!?
出荷設定は0になってますので,PWM制御にする場合は1か2に設定してください.
(3と4はまだわからない)
②パラメータP07.08 =周波数ソースの設定
0:パネルスイッチソース(パネルのポテンショメータスイッチ)
1:パネルで数値を設定し,P00.00で設定した間で入力(検証してない)
2:わからん
3:アナログ入力VI1用
4:アナログ入力VI2?
5:Modbus Rs485
6,7わからん
出荷設定は0になってますので,PWM制御にする場合は3に設定してください.
以上
え?パネル操作方法がわからない?!
しょうがないですね.隠しコマンドを教えます...
↓の順番にボタンを押すと設定ができます。
・設定方法
例)操作(ボタン)=パネル表示888.88 【説明】
電源 On! = F 0.0(点滅)
PRGM = P00.00(点滅)
= P00.01(点滅)
SET = 0(点滅)
= 1(点滅) 【Stopボタン有効モード】
= 2(点滅) 【Stopボタン無効モード】
SET = −End− =P00.02(点滅) 【P00.01設定完了】
x6 = P00.08(点滅)
DISP = P00(点滅).08
x7 = P07(点滅).08
SET = 0(点滅)
x3 = 3(点滅) 【アナログ入力VI1用モード】
SET = −End− = P07.09(点滅) 【P07.08設定完了】
PRGM = F 0.0(点滅) 【おわり】
まとめ(どうでもいい話):
アナログ信号の欠点としては,出力の不安定です.高速回転では問題ありませんが,低速回転するときは回転数不安定による振動が生じます.
Smoothie先生の言う通り,Modbusモードは一番いいかもしれないです.↑のインバーターは RS485信号に対応してそうなので,設定次第でうまくできるかもしれないです.
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