G10
ワーク座標系(作業原点設定)
フォーマット
機械座標上にて作業原点位置を指定(L2)
G10 L2 P◯◯ X◯◯ Y◯◯ Z◯◯
現在座標をワーク座標系上の座標値にて指定(L20)
G10 L20 P◯◯ X◯◯ Y◯◯ Z◯◯
パラメータ | 説明 |
---|---|
X | X座標(省略可) |
Y | Y座標(省略可) |
Z | Z座標(省略可) |
P | 座標系番号 |
P番号 | 座標系 |
---|---|
0 | 現在使っている座標系 |
1 | 座標系1(G54) |
2 | 座標系2(G55) |
3 | 座標系3(G56) |
4 | 座標系4(G57) |
5 | 座標系5(G58) |
6 | 座標系6(G59) |
説明
ワーク座標系(作業原点)を設定します.
GrblではデフォルトでG54の座標系が使われます.
GrblではG10はL2とL20のみ有効です.
ワーク座標系は$#
にて以下のように確認できます.
[G54:X座標,Y座標,Z座標]
[G55:X座標,Y座標,Z座標]
...
[G59:X座標,Y座標,Z座標]
デフォルトではどの座標系も(0,0,0)ですが,一度ワーク座標系をセットするとEEPROMに保存されるため,電源を切っても保存されます.
リセットする場合は機械原点をワーク座標系とするよう指定する必要があります.
G10 L2 P0 X0 Y0 Z0; 今使っているワーク座標系の原点を機械原点とする