ART CNC Large + Duet3 + FUSION360 試運転

ART CNC Largeの組み立て、配線が一段落したので、
ART CNC Large+Duet3+FUSION360で試運転をしました。

FUSIONのポストは下記の記事を参考にして、「Open Hardware Desktop CNC Router / Openbuilds GRBL」を選択しました。

厚さ5mmで50mm角の正方形を切り出すncファイルを書き出し、
WEBUIで実行したところ、
加工の最初と最後にエラーが表示されました。

加工の最初に表示されたエラーがこちら。

2024/5/17 19:03:35
Error: Bad command: X-71.2 Y-45.15
Error: Bad command: Z2

加工の最後に表示されたエラーがこちらです。

2024/5/17 19:06:59
Error: in GCode file line 407 column 5: M30: non-empty string expected
Error: Bad command: %
Finished printing file 0:/gcodes/test.nc, print time was 0h 3m

ncファイルを実行すると、Z軸がリミットスイッチまで上がるのと
ほぼ同時に最初のエラーが表示され、その後、ゆっくりZ軸が加工物の高さまで下がり、
加工が始まり、加工が終わるときにもう一度エラーが表示されます。

このエラーはどういう意味なのでしょうか?

GRBL用のポスト(CNCxPROのファームウェア用)を使っているようなので以下のGymさんが上げているRepRapFirmware用ポスト(Duetのファームウェア用)を使ってみてはどうでしょうか。

このエラーはたぶんGコードのG◯◯の部分が省略されてるために発生しているエラーな気がします。

このエラーはgrblだとM30はプログラム終了のコマンドですが、RepRapFirmwareだとSDカードのファイル削除のコマンドになるので、削除対象のファイルを指定してないよとエラーがでているのかと思います。

どちらもポストを変更すれば消えそうなエラーな気がします。
一度試してみてください。

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ご回答ありがとうございます。

reprapcnc.cpsに変更したのですが、
今度は加工前に
Error: Bad command: S5000 M3
と表示されました。

それと、zプローブを使わずに手動でzのワーク座標を設定した場合は
Error: Bad command: S5000 M3
と表示されつつも加工が実行されますが、

ZプローブのG30 S-2を実行してzのワーク座標を設定した場合は、
まず
Error: Bad command: S5000 M3
が表示された後に
Error: G0/G1: target position outside machine limits
これが表示されて
加工がキャンセルされます。

対処法があれば教えていただけないでしょうか?

【追記】別のトピックでこのようなコメントを拝見しました。

Error: Bad command: S5000 M3
については無視して良さそうですね。

なぜプローブを実行すると加工がキャンセルされてしまうのでしょうか。。。

これは追記にもありますが、主軸回転のコマンドでDuet基板とスピンドルを連携させずに使う場合は関係ないので気にしなくても良いかと思います。
気になるようであれば、この行を消しても支障はないはずです。

G0/G1: target position outside machine limitsですが、configで設定している稼働範囲を超えるぞとエラーを出して止まっています。
CNCxPROでいうとソフトリミットが働いている状態です。

おそらくZの駆動範囲を超える状態と判断されているのかと思います。
configのM208が書いてある行にて各軸の駆動範囲を設定しているので、マシンの状態に合わせて設定してあげてください。(一度設定値を消して、実際に動かして動く範囲を確認するのでもいいかもしれません)
あるいはM208の行を消してしまって、軸の移動範囲の制限を消してしまってもとりあえずは動くようになるかと思います。

これは確かになんでだろうと言う感じですね。
手作業かプローブでセットした場合のどちらかでZの機械座標を書き換えてしまっていて、動かすと範囲外と判定されたとかでしょうか。
これに関しては手元のマシンで検証してみます

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少しマシンを動かしてみたので一旦報告です。
G30 S-2でプローブしてからホーミングしたりしているとZの機械座標が書き換えられて、ホーミング後の機械座標0→-65になったりなどする様子が見られました。
これがバグなのか、G30の仕様なのかはまだ調べきれていないのでわからないですが、これが軸の移動範囲が超えているとエラーが出た原因かと思います。

なので、G30使ったらいいよと言っておいてなんですが、今の所はマクロを使っておくと安心かもしれません。マクロでG30を使わずにプローブする分には座標がおかしくなる様子はなかったので、たぶん大丈夫だと思います。
(G30はプローブで使えていたはずなんですが、記憶違いだったんでしょうか・・・、すいません)

Zプローブに使えるマクロのファイルを置いておきます。
zprobe.g (452 バイト)

WEBUIのマクロのページにアップロードすると、ダッシュボードの下の方にマクロボタンが現れます。押すと実行できます。

マクロの内容としては、Zがタッチが検出されるまで降下、タッチしたらその位置からオフセットした位置にワーク座標のZ=0をセットするというものです。CNCjsのものとほぼ同じです。
WEBUI上でマクロファイルを開いて編集も可能です。

検証環境:Duet 3 MB6HC、RepRapFirmware v3.4.6(SBCモード)、DuetWebControl 3.4.6

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検証していただきありがとうございます。

マクロだときちんと動きました。

ちなみにg30 S-2のときにconfig.gに

を書き加えたのですが、これはこのままで良いのでしょうか?

ツールの定義はそのままでも影響ないはずなので、そのままでOKです
また何か分かったら報告します!

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無事に切削できるようになりました。
ART CNC LARGEだとコンパネサイズが加工できるのが、とても気に入りました!

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コンパネから山口県立博物館の公式キャラクター、なっとくんを削り出しました。良い感じです!

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